太田述正コラム#2963(2008.12.9)
<ムンバイでのテロ(続々)(その1)/お知らせ>(2009.1.20公開)

1 始めに

 このあたりで、もう一度、ムンバイのテロをどう考えればよいか、を再確認しておきたいと思います。
 また、コラム#2961で触れた、パキスタン治安当局によるアスカレタイバの基地急襲の意味するところも、振り返っておくことにしましょう。

2 ムンバイのテロとは何か・・再確認

 (1)カシミール問題との関連?

 ・・・インド当局は、<ムンバイ>のテロリスト達に<携帯電話用の>SIMカードを違法に提供した二人の男が逮捕されたと発表した。そのうちの一人はインド・・・側のカシミール出身の警察官であると考えられており、ラスカレタイバの構成員と接触があったと報じられている。・・・
 <また、>ムンバイのテロリストの一人は、攻防戦をやっている最中のインドTVニュース局との即興のインタビューで「お前は一体どれだけの人がカシミールで殺されたか知っているか」と質問したものだ。・・・
 しかし、こういったニュースにもかかわらず、<インド側の>カシミールでは、州政府や諜報機関の役人達、分離主義運動の指導者達、地域の市民社会集団やカシミール紛争についての消息通達の間で、カシミールで活動している過激派とムンバイの暴虐なテロを計画し実行した連中とは直接の関わり(link)はない、というコンセンサスが存在しているように見える。
 カシミールの政治を長期にわたって分析している人物は、「アルカーイダがパレスティナ問題について語っているようなものさ。そりゃ単なる口実に過ぎん」と言う。そして何人かの地域の活動家達はムンバイのテロリスト達はカシミール独立の大義を傷つけたのではないかと懸念している。そのうちの一人は、「人々はカシミールがこのテロに関わりを持たされることをうれしくは思っていない」と言っている。
 確かに、機関銃の射撃と手榴弾の投擲を組み合わせたムンバイでの恐るべきテロ手法はカシミールではお馴染みのものであり、ここカシミールでは「フィダイーン(fidayeen)」攻撃として知られている。
 しかし、カシミールのジャーナリスト達や政治活動家達は、カシミールの過激派はインド国家の象徴を標的にするものであって、公共の場所は標的にしないとしている。<カシミール州の首都>スリナガル・・・はフィダイーン攻撃により焼かれて、政府の建物という建物はは黒いシミが所々についている。・・・
http://www.time.com/time/world/article/0,8599,1864880,00.html
(12月8日アクセス)

(続く)
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≪お知らせ≫

 日テレの「太田総理・・」年末恒例の証人喚問版(今回は官僚不祥事)への出演の打診があったのですが、明日、私が出演することになるかどうかが決まります。
 また、本日、文化放送との間で次のようなメールのやりとりがありました。

<文化放送>

 メールで恐れ入ります。ラジオ局文化放送の○○と申します。
 弊社の番組に、ぜひとも太田様にご出演をお願いしたくメールを送らせて頂きました。 大竹まことさんがパーソナリティを務めます、弊社のお昼のワイド番組「大竹まこと ゴールデンラジオ」と申します。
 平日13時〜15時半、生放送をしております。
 14時25分〜14時50分のゲストコーナーがございまして、ご本「実名告発 防衛省」のお話を中心に、太田さんのこれまでのご活動の振り返り、公務員制度改革の話など、多岐に渡りお話をお伺いしたく存じます。
 企画にご賛同いただけましたら、日程をご調整させて頂きたいと思っております。
 ご多忙とは存じますが、ご検討をどうぞよろしくお願い申し上げます。

文化放送 制作部 ○○

<太田>

 出演させていただきます。

<文化放送>

 ご返信、どうも有難うございました。・・・
 簡単ではございますが企画書をご送付させて頂きました。・・・

 --企画書--

 ・・・
 この「大竹まこと ゴールデンラジオ!」ですが、弊社で20年間放送しておりましたお昼のワイド番組「吉田照美のやる気MANMAN」が昨年春終了し、代わりまして、大竹まことさんがパーソナリティを務めます、このワイド番組がスタートしました。
 2007年5月のスタートから1年足らずで、お蔭様で2007年12月のラジオ聴取率から全局トップに立ち、それから現在まで首位をキープし続けるなど、文化放送の看板番組として成長致しました。
 番組は、『小さな幸せを毎日届けたい』を大きなテーマに、「筋」の通ったジャーナリスティック視点、格差社会といわれる現代でも頑張っている人々へのエール、そして一度何かにくじけてしまっても、まだまだやり直せるという再チャレンジの精神をモットーに掲げ、放送しております。
 私どもスタッフ一同、この番組にぜひ太田述正さんにゲストとしてお越し頂きたいと思っております。内容につきましては事前にご相談もさせて頂きますが、ご本「実名告発 防衛省」についてのお話を中心に、現在の公務員制度改革についての問題点から太田さんのこれまでのご活動、取り組みについてなど、多岐に渡りお伺いしたく思っております。・・・

番組名:AM1134文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」
                      平日13:00〜15:30 生放送 

ご出演コーナー「大竹メインディッシュ」 14時25分〜14時50分

ご出演希望日程 : 12月22、24、26日、1月5日以降(木曜日と祝日を除きます)でいくつかご都合いい日をあげて頂き、ご相談をさせて頂きたく思っております。

番組パーソナリティ  大竹まこと  +  月)阿川佐和子
                     火)山本モナ(PHで調整中です)
                     水)水谷加奈(文化放送アナウンサー)
                     木)光浦靖子
                     金)六車奈々(モデル・女優)


 当日は14時すぎに弊社9Fの第一スタジオにお越し頂き、簡単な打合せの後、14時25分すぎから14時50分くらいまで、お話をお伺いするスケジュールとなっております。
 なお、このコーナーはポッドキャスティングで全世界に配信しております。
 ご了解を頂きたく存じます。
 謝礼金につきましては、xxxxx円でご相談をさせて頂きたく思っております。
 ご検討、どうぞよろしくお願い申し上げます。
                
<太田>

 12 月中にやりましょう。
 22、24、26のいつでもいいですが、できるだけ聴取者の多いと予想される日がいいですね。
 ただし、阿川さんにお目にかかりたいという気もあるので、それだと22日ということになりますね。
 ま、おまかせします。
 なお、私の希望ですが、できるだけ、官僚のダメさかげんの根本的理由にも話が及ぶようにしていただけるとありがたいですね。
 (政官業癒着構造、更には、日本が米国の属国であることから安全保障を中心に政府にガバナンスが欠如していること。例えば、現在年金問題が喧しいが、日本の年金制度の起源は1942年、すなわち先の大戦のまっただ中。)