太田述正コラム#2972(2008.12.14)
<皆さんとディスカッション(続x335)>

<ハハハ>(http://society6.2ch.net/test/read.cgi/mass/1196337365/l50x

 太田はやたら断定的だっていうミチスズの批判(コラム#2970)は当を得ていると思う。
中国の例にしても、日本を征服するまでトントン拍子に進む訳ないし。
アメリカは純粋に日本の為には動かないだろうが、中国に極東アジアで勢力を拡大させない為には動くだろう。インド、ロシア、タイ等周辺国や国連も抗議するだろうし、下手すれば武力介入もあり得るだろう。
核武装否定する根拠にはならんよ。

<太田>

 あのね。
 私が書いたのは、通常兵力否定論の論駁であって、核武装否定論じゃないの。
 早とちりしちゃダメよ。

<KM>

 おはようございます。三重県○○在住のKMです。
 本日(12月14日付)中日新聞の書評欄に「実名告発防衛省」の書評が大きく取り上げられています。東京新聞でご存知かもしれませんが、先ずはご報告まで。
 私はアマゾンで予約して既に購入済みなのですが、コラムを拝読するのが精一杯で未だ目次に目を通した程度です。正月休みにじっくり拝読させて頂くつもりです。(つい最近属国の防衛革命は読了しました。)
 これからもお体にご留意されて闘ってください。陰ながら応援させて頂きます。

<太田>

 やっぱし、「関西」の「左」のメディアが先鞭を付けましたか。
 お知らせいただき、ありがとうございます。
 最寄りの駅のスタンドで東京新聞買おうと思って、雨の中を出かけたけれど、日曜はスタンド休みだった!
 念のため、隣の駅まで歩いたけど当然そこの(もっとでっかい)スタンドもお休み。
 そこで、ひらめいた・・私コンビニ人間じゃないんで・・のがコンビニ。入ったら、発見。
 さっそくご紹介しましょう。
 ほとんど全部の転載だけど、私は著者だし、東京新聞とは浅からぬご縁があることもあり、許してね。

 「<これは>・・・防衛庁・・・の元キャリア官僚が、古巣の腐敗を摘出した書である。・・・かの組織の堕落ぶりは、もはや一般の想像をはるかに超えてしまっているようだ。
 曰く、ほとんど組織の体をなしていない。無能な官僚が多すぎる。同盟関係にあるはずの米軍との間で、互いに侮蔑意識を抱き合っている…。
 はじき出された人間の恨み節、で済まされてよい内容ではない。・・・ソ連の・・・軍事的脅威をでっち上げては己の存在意義を喧伝してきた経緯。インド洋での給油を隠れ蓑にした諜報活動の本質等々。批判の裏付けに提示される事実はどれも重く、読者としては納得させられないわけにはいかないのである。
 諸悪の根源は吉田(茂)ドクトリンにあったと、著者は指摘する。現行憲法と安保条約の下で米国の属国に甘んじ続ける国家戦略が選ばれてしまった以上、腐敗も退廃も当然の論理的帰結だ。今こそ日本は自立しなければならない、と。
 大いに共感したが、その先の方法論には同調できない。憲法九条の"改正"と日米安保の双務的条約への改定を彼は求めるが、どのみち愚劣な統治機構に従来以上の力を与えれば、かつての大日本帝国や現在の宗主国たる米国と同様に、戦争を利権にしていく結果しかもたらされ得ないのではあるまいか。自立と不戦の理想を貫き、いつか解決の糸口を見いだす以外の道はないと思う。
 版元の立場も評者に近い。それでも問題提起の意義を認めた判断と、大同のために小異を捨てた著者の柔軟さに乾杯!
 結論は読者と、有権者国民に委ねられた。」(評者 斎藤貴男 ジャーナリスト)

 この書評は素晴らしいですね。
 「戦争を利権にして<いる>宗主国たる米国」の「属国」であり続けるか、「自立」するかの「結論は・・・国民に委ねられた」のであり、評者は自立に「大いに共感し」たというのですから、「国民」に「自立」を選ぶべきだと提言したに等しいからです。
 国民が一旦「自立」を選びさえすれば、評者自身が「いつか解決の糸口を見いだす以外の道はないと思う」と弱音を吐いている以上、こちらのものです。
 「不戦の理想<が>貫」かれる世界を築き上げるためにも、理の当然として、日本が軍備を持つ必要が出て来ることでしょう。
 さあ、次は朝日新聞に期待したいところです。

<michisuzu>

≫・・・オバマの当選を祝うとともに、彼の大統領としての成功を祈念したいと思います。(コラム#2895。太田)

 オバマさんは民主党の出身ですがクリントンさんのように一方的にアメリカの自動車産業よりの姿勢でなくビッグ3に対してリストラを要求するなどその政治姿勢には好感を覚えます。
 私がオバマさんのことを支持する日本人(ネット右翼らしき人々)がその裏で日本での外国人の参政権について嫌悪感をむき出しにしている書き込みを見るときに、この人たちは本当はオバマさんをはじめとするマイノリティーの人々のアメリカでの立ち位置を理解していない上辺だけの支持であることに失望します。

<太田>

 ヒラリーさん、そうだっけ? 
 典拠が付いてないのが画竜点睛だけど、michisuzuさん、冴えてますね。


<雲豊>

≫スポーツ観戦は面白いし、自分でやれば更に面白い。戦争が好きなどころか、本来は戦争を生業とするイギリスで、大部分の近代スポーツが生まれたのはどうしてなのか、よくよく考えてみようね。≪(コラム#2970。太田)

 私は福田和也の「昭和天皇」を読んでいて、初めて観戦武官を知りました。
 各国から観戦を申し込んだ武官達に、戦闘を見せることで恥を掻くかも知れないし手の内を明かす反面、国力を示すため(うろ覚え)にやったとか書かれていて確かにスポーツ観戦かシャトルの発射を見学するようなノリで驚きました。
http://nnagoya.blog64.fc2.com/blog-entry-55.html
http://historia1492.blog98.fc2.com/blog-entry-284.html

 それと遠江人さん、非公開の「皆さんへの感謝」(#2639)で佐々井秀嶺氏のドキュメンタリーを提供して頂き有り難うございました。
 保存だけしていて、見るのが遅れてしまったためお礼を言うタイミングを逸してしまいました。半年も前のことで今更ではありますが、お礼申し上げます。

<太田>

 この前、福井宏一郎前ブルガリア大使(スタンフォード・ビジネス同期生)から、1877年の露土戦争の観戦武官をした日本の陸軍軍人が、当時オスマントルコ領だったブルガリアでロシア軍の側に飛び入り参加して、大いに活躍し、ロシア皇帝から勲章を授けられた、という話を聞きました。
 おおらかな時代があったってことですね。

 私のコラムの最初からの有料読者で高校の同級生の山本一生
http://www.nikkeibook.com/writer_result.php?page=1&wcode=1937&sort_key=0&sort_order=0&sort_number=20
(12月14日アクセス。以下同じ)
が上梓した著書、『恋と伯爵と大正デモクラシー―有馬頼寧日記1919―』の書評
http://facta.co.jp/blog/archives/20071003000529.html
を、これまた高校の同じクラスの同級生で、私が役所を飛び出した頃に拙稿の雑誌掲載等で大変お世話になった阿部重夫
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B0%A4%C9%F4%BD%C5%C9%D7
が書いているのを、先ほどたまたま「萬晩報」経由でインターネットで発見し、全然知らなかったのでびっくりしました。
 ずっとご無沙汰してきたけど、来年の高校の同級会には出席するかなあ。
 
 以下、記事の紹介です。

・・・東大生の1日の勉強時間は授業も含め545分で、10年前より89分も増えていることが、07年の東京大の学生生活実態調査でわかった。・・・
http://koerarenaikabe.livedoor.biz/archives/51313611.html
 この記事をめぐる投稿も面白いです。

 イランでふられた男がふった女性の顔に硫酸をかけ、女性の顔がムチャクチャになり、両眼を失明したところ、彼女が裁判で、賠償金を受け取ることを拒否し、あくまでシャリアに則って相手の男の両眼に硫酸をたらす応報刑を行うことを要求した結果、これを認める判決が下りました。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/12/13/AR2008121302147.html
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太田述正コラム#2973(2008.12.14)
<中共における08憲章について(その1)>

→非公開