太田述正コラム#2851(2008.10.15)
<皆さんとディスカッション(続x276)>

<eno>

いつも興味深く拝見させていただいております。新著もコラムのsummaryっぽくて重宝しております。
 このコラムを拝見させていただき、世の中のテレビ、新聞を初めとする言論、意見などの本質が見えてきたと(勝手に)考えております。
 ひとつ疑問であることは、様々な問題の核心である(政官業の癒着)を、どの媒体においても明らかに指摘、批判していないのはなぜなのでしょうか?
 それが、現政権政党を批判することになると、色々問題なのでしょうか?
 よろしくお願いいたします。

<太田>

 私は何度となく、「政官業プラス主要マスコミの構造的癒着」という言い方をしてきています(最近の例ではコラム#2242)。
 このことを間接的に裏付けるのが、国際比較における日本の報道の自由度の低さです(コラム#936、937、938。ブログ上で#938についての質疑応答にもできれば目を通して欲しい)。
 問題なのは、主要マスコミに接しておられる平均的日本人が全くそうは思っていないことです。
 読売新聞が13日「<調査された人の>85%が新聞に載っているニュースや論説を信用している<と答えた>」と報じた、と朝鮮日報が伝えていますよ(
http://english.chosun.com/w21data/html/news/200810/200810140013.html
。10月15日アクセス)。

<びり江>

 中国の故事でありましたね、皇帝が後宮の女性達に男装させたら瞬く間に男装ブームになったっていう。
 そういう嗜好は昔からあるんですかね。

<太田>

 こういう話は、典拠をつけましょう!

<8円ホルダー>

≫そんなことは本質的なことではありません。≪(コラム#2849。太田)

 当時の日本人がなぞらえたとは?

 古代ギリシア人が賦したテルモピレーの戦いの詩を元に、日本の大学教授がニミッツの詩と偽造したことが重要ということでしょうか。

 偽造、このことはニミッツ提督に対する冒涜であり、またぺリリュー島で戦死した日米双方の兵士に対する冒涜ではないでしょうか。
 旧軍を受け継ぐ自衛隊出身のアナタがこの件の関してあまりにも鈍感なのが残念です。

<太田>

 これもまた途方もない読み違えの例ですね。
 あるいは意図的歪曲か?
 こりゃ、「偽造」に関する典拠をつけましょう、と申し上げるまでもなく、あなたの「最も醜悪な部分が露呈した<か>、・・・<あなたが>精神を病んでいる虞があることが浮き彫りになった」(コラム#2845)か、のどちらかであると受け止めるべきでしょうね。
 まことに痛ましいことです。

<天気輪>

 コラム#2846を読み、現在の日本の閉塞の原因は、まさにご指摘のとおりと思いました。
 植民地・属国の弊害というのは、他ならぬ日本国自身に端的に出ていますものね。
 日本国の「外交」が、国内におけるただの「調整」の延長に終始しているのも(水面下ではどうか知りませんが、少なくとも私にはそういう印象しかありません)よくわかる話です。

 移民大量受け入れは日本が「先ず属国の地位から脱却しない限り」、致命傷になるという私の思いは益々確固たるものになりました。

 自国の生存や国益を、自国民が真剣に考え、実行する意志が微塵も感じられないとしたら、そんな国に新しく来る外国人が共同体に同化や忠誠を誓うことなどあり得ないからです。

 おまけに日本に来る外国人の多数を占めるのは札付きの反日国家群(と私は認識しています)出身です。
 現在でさえその母国に対して、まともな対応が出来ていないのです。
 好悪や良し悪し、巧拙は別として、国家たらんとする意志を漲らせ、放射する、旧母国と属国日本との比較は一体、移民にどう映るでしょうか。

 安全保障や外交のセンスを極限まで腐らせてきた日本国が内部に抱えるには、あまりにもリスクが高く、それは日本に住む人間のみならず、世界にとっても大変不幸なことです。

 移民受け入れ推進派の政治家や官僚・企業人は、まずこうしたリスクをどう考え、どう処理するつもりなのかを説明する責任があると思います。
 もっと国政の場で議論されることを望みたいものです。

 太田様のコラムを全て読了していない段階で、ちょっと軽率な意見表明になってしまったかも知れませんが、勢いが付いてしまいました。
 お許しください。

<太田>
 
 全体として、ありがたく拝読させていただきました。
 しかし、「おまけに」で始まる一文にはいささか違和感を覚えます。
 ご自身もお認めになっているように、やはり、できるだけ私の過去コラムを読んでいただきたいですね。
 これまで、中共や韓国の国民は、政府の「反日」姿勢が高まった時でも、必ずしも「反日」ではなかったという趣旨のことを記してきているところです。
 
 話は変わりますが、今年の日本へのノーベル賞多数授与についての伊東乾氏のコラムは、続編(
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20081014/173717/
。10月15日アクセス(以下同じ))も読み応えありますね。

 また、農水省や社保庁での不祥事が続いた上に、自衛隊でまたもや不祥事疑惑(かわいがり致死疑惑)が生じ(
http://www.asahi.com/paper/editorial.html
)、そこへもってきて、どうやら10月末解散の可能性が高い(
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081014-OYT1T00666.htm?from=main1
)というのですから、私の『実名告発 防衛省』、絶妙のタイミングで上梓されることになるかもしれませんね。
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太田述正コラム#2852(2008.10.15)
<顰蹙を買う米国(その2)>

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