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太田述正コラム#2847(2008.10.13)
<皆さんとディスカッション(続x274)>

<michisuzu>

 コラム#2845のろくでなしさんによるバグってハニーさんの話はいささか冗長で、最後まで読みませんでしたが^^云わんとされていることは理解できました。
 私が太田さんの発言が他の評論家や政治家、元官僚と違うところは、やはりずばり本質を突いていることだと思います。

 特に自衛隊の件について、そもそも日本が攻撃を受ける可能性がほとんどない以上、集団的自衛権の行使が禁じられた「専守防衛」の自衛隊が如何に意味のない存在であるかという件については目からうろこでした。
 こんな軍隊(自衛隊は軍隊であるという前提です)なんてそれこそ世界史上最大のジョークです^^(あはは、お腹痛い^^)

<太田>

 よくぞ言ってくれました。
 女性の皆さんも『属国の防衛革命』や『実名告発 防衛省』読んでくださいね。

<amida>

 ろくでなしさんすみません。
 ろくでなしさんの批判は、きっと精神疾患を患っている私を念頭に置いたものであると思います。その批判がいちいち図星にあたっているだけに、きちがいの私にはドキリとさせられました。
 でもまあ、そんな目くじら立てて間違いを批判しないでも、私も生来のゆがんだ性格に、統合失調症の妄想を合わせ抱えておる身ですので、健常者の、しかも東大を卒業されたお歴々と意見を交わせる貴重な場を汚し無駄にしないようにしなければな、と少し反省はするものの、歌の文句じゃないけれど、余計なものなどないこの世界に、どんな愚論であれ、なんらかの価値があるのではないか、見当外れの意見も他山の石と見ることもできるのではないか、と。
 他に全く愚者のいない世界ならともかく、私レベルのゆとり教育の犠牲者も少なくないと思いますので、馬鹿に対する批判は勿論ありがたいのですが、他方で親切に真理に導いてやる優しさを持ってくださると、頭の悪い私にはもっと助かります。
 仕事の関係上、十分な睡眠を取れないでいる生活が、ますます愚論に傾く元凶かと思われますが、今のところインテレクテャルな整然たる議論は無理なので、時々とぼけた書き込みをすることしかできず、他に楽しみのない生活を送る身としてはそれもやめよと言われるのは少しつらいものがあります。
 賢い皆さんのご迷惑にならないよう気をつけて、阿弥陀様を拝む一人のばかとの自覚に努めますので、どうかお勘弁を。

<太田>

 amidaさんのこれまでの投稿を見る限り、「告白」されたようなことをうかがわせるものは全くありません。恐らくろくでなしさんも同じだと思いますよ。
 いずれにせよ、こんなamidaさんの「告白」を引き出しただけでも、ろくでなしさんによる分析の恐るべき信憑性が改めて裏付けられたのではないでしょうか。

<JK>

≫時間をつぶすためにゲーム感覚で私のコラム等に接したり私のコラム等を「批判」したりしている人達が少なくない以上、私が真面目にコラム等を書いたり「批判」的な読者を説得することに努めたところで、その大部分は時間のムダだという気がしてきています。こんなことで、一体いつ、私の努力が日本の覚醒をもたらすのか、ちょっと絶望的な思いです。≪(コラム#2833。太田)

 貴ブログを読ませていただいておりますが、その目的の1つは「時間をつぶすため」でもあります。また、貴殿の主張を批判することも当然、当方の自由と思っております。先の貴殿の記述では婉曲な表現ながら、批判することに対して逆批判(逆ギレ?)されているように感じられ、違和感を感じました。

<太田>

 そういう途方もない読み違いをされるのは、あなたがまさに「時間をつぶすため」に(恐らく他に方のコラムについても同様だと思いますが)私のコラムを読み流しておられるからでしょうね。
 この私の指摘に納得されないのなら、何でも結構ですから、私のコラムをどれか実際に「批判」する投稿を(できれば典拠付きで)やってごらんなさい。
 やっていただけるのなら有り難いけれど、コラムは読み流すものと心得ておられるらしいあなたには無理だろうな。

<花子>

 太田さんに対する批判?や反響が寄せられていたようですが、私も密かに感じていた事も沢山ありました。
 でも太田さんのブログはあまたのブログの中でピカイチだと思います。
 そこには太田さんの全人格が披瀝されていると思われるからです。
 私は戦後特有の平和ボケ人間ですので太田さんの全てを受け入れる事はできませんが、与えてくださる知識と情報はとても啓蒙的です。
 一連の批判を見て若いときルソーの”懺悔録”や”孤独な散歩者・・・・”をよんだ時の感動を再び思い出しました。お身体をおいといになってブログいつまでもつずけてください。沢山のフアンがいます。

<太田>

 「告白」ではなく「懺悔録」とは・・。
 ひょっとしてお父様(それともお母様?)の蔵書をお読みになったのかな。
 とまれ、激励していただいたことに感謝申し上げます。

<SF>

 --日本にノーベル賞が来た理由--

既に日経ビジネスオンラインの注目記事一位になっているので、既にお読みになった方も多いかとは存じますが、伊東 乾氏が今回のノーベル賞について論じています:
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20081009/173322/

 この記事では、なぜ今次ノーベル賞において日本人や日系人科学者が受賞するに至ったかを説明していますが、加えて、ノーベル賞における有色人種差別や女性差別の問題、日本におけるR&Dマネジメントの問題、(伊東氏が表現するところの)後進国根性についても触れていて、次回にはそちらも論じるようです。

 門外漢の私にも刺激的な記事でした。
 以上、取り急ぎお知らせまで。

<太田>

 この記事は私も読んでいますが、次回分の掲載が待たれるところです。
 日韓の比較について、朝鮮日報が今度は社説でとりあげましたね。
http://www.chosunonline.com/article/20081011000022
(10月12日アクセス)

 ところで、
 「米政府が北朝鮮のテロ支援国家指定の解除について日本側に伝えてきたのは、発表の直前だった。・・・ 中山前国交相辞任で船出につまずいた麻生政権は、米国発の国際金融危機への対応でリーダーシップを発揮し、支持率回復へとつなげる戦略を描いたが、米朝融和は日本に冷や水を浴びせる結果になりかねない。政権発足直後に訪米した麻生首相は日程調整がつかず、ブッシュ大統領との首脳会談が実現できなかった。日米首脳間の「個人的な信頼関係」を結ぶ機会がないまま、首相は受け身の外交に向き合わざるを得ない状況だ。」
http://www.asahi.com/politics/update/1011/TKY200810110186.html
(10月12日アクセス)とか、
 「・・・中川昭一財務相は訪問先の米国で記者団に「同盟国である日本と事前によく相談をした上でやったのかどうか。多分違うんだろうと思う」と述べた。自民党の石原伸晃幹事長代理もテレビ番組で「日本に相談なくやったのは唐突な印象だ」と述べた。どちらの発言にも、米国は日本を軽視しているという不満がにじむ。・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008101302000103.html
(10月13日アクセス)
なんて、みんな何ちゅう寝言を言っとるのかね。
 属国の日本なんて軽視されて当たり前だし、そもそも宗主国が属国に相談などするわけないでしょうが。

 ついでに、遅ればせながらワシントンポストがマゾワーの'Hitler’s Empire: Nazi Rule in Occupied Europe' (コラム#2790、2793、2796(いずれも未公開))の書評を掲載しました(
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/10/09/AR2008100902414_pf.html
。10月12日アクセス)。
 この書評を読んで改めて思うのですが、先の大戦時のナチスドイツの東方占領地統治の拙劣さについてはどうしても合理的な説明ができません。となれば、当時、ヒットラー以下、ドイツ国民の大部分は一時的に精神異常状態にあったと考えざるをえないのではないでしょうか。
 同じことが一人一人の個人についても言えると思います。
 どうしても合理的な説明ができない言動を行う個人は、精神異常状態にある虞がある、と考えざるをえないのです。
 そう考えたら、そのことを本人の近親者に伝えてあげる、それが不可能なら、次善の策として本人に直接伝えてあげることは、たとえこの近親者や本人からうらまれようとも、われわれの果たすべき義務である、と言ってよいでしょう。
 これは集団的自衛権の行使論や人道的介入論にもあい通じる話なのではないでしょうか。

 最後に、これまでに11月1日のオフ会への参加を希望された方は(私を除き)10名です。
 全員が男性であり、このうち有料読者が9名です。
 女性や有料読者以外の方々を含め、もっと多くの方々の参加をお待ちしています。
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太田述正コラム#2848(2008.10.13)
<ル・クレジオのノーベル文学賞受賞(その2)>

→非公開

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