太田述正コラム#2666(2008.7.14)
<皆さんとディスカッション(続x192)>

<コバ>

自民党が民主党を財源の根拠がないばらまき政策ばかり出していると攻撃しています(
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080713-00000048-jij-pol
)。
 民主党はどのように、こんな自民党と戦っていくべきなのでしょうか。天下りや談合問題などをあまり上手に争点に出来ていないと思います。しかし、日本の政治を壊滅させたのは自民党自身だろうに…。それだけに、民主党批判には必死になるのでしょうか。

<太田>

 民主党の前代表の前原氏まで、先月発売の中央公論掲載の対談の中で、農家の戸別所得補償や子ども手当など昨年の参院選のマニフェストについて「行革だけで財源を捻出するのは絶対無理」と指摘し、「このまま民主党が政権を取っても、まともな政権運営はできない」と批判し、京都市で6月7日開いたパーティーでは、ばらまき批判に対し、「そう思う。もう少し前向きな農業政策を築き上げないといけない」と語りました(
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080608-OYT1T00233.htm
。6月8日アクセス)。
 「これに対し、民主党の農業政策を担当する筒井氏らが猛反発。農家の戸別所得補償は前原氏が代表のときからの政策で、「批判するなら、まず自己批判 し政治家としての不明を恥じるべきだ」。ばらまき批判には「十分な政策効果が期待されるにもかかわらず、交付金の対象者が多いというだけで批判するのは言いがかりだ」と反論した。さらに、前原氏の代表辞任のきっかけがメール問題だったことにも触れ、「危機管理能力、問題対応能力のなさをさらけ出して民主党に多大の損失をこ うむらせて辞任したことを思えば、謹慎蟄居(ちっきょ)こそ必要であって、マスコミにこのような言動を公表する資格もない」とも指摘した。」(
http://www.asahi.com/politics/update/0613/TKY200806120320.html
。6月13日アクセス)。
 前原氏は、またもやミソをつけましたね。

 民主党は野党であり、政策形成能力に限界があります。
 他方政府・自民党の方は、官僚機構を「掌握」しており、本来政策形成能力があるにもかかわらず、放漫財政を放置しつつ、消費税増税を口にできないまま財政赤字を増加させてきました。
 何度でも言います。
 とにかく、政権交代を実現しましょう。
 
<KAZU>

唐突なお尋ねで恐縮ですが、
 レーガン政権のワインバーガー国防長官が、国防長官職を打診されたとき、べクテルの法律執務室でシェークスピアを読んでいたとか?の話を聞いたことがあります。ワインバーガーに限らず、これまでの経歴であまり軍事畑風でないような人があっさり、国防長官になって(それなりにリーダーシップを発揮して)いるように感じるのですが、アメリカは、日本と違い覇権国ですから、乗っかるだけの大臣では(国防長官のみならず)おおよそ務まらないだろうと素朴に思います。彼の国のリーダーのおつむはやはり常人離れしているのでしょうか?

<太田>

 米国では民間企業はもちろんのこと、大部分の職場において、トップダウンで意志決定がなされます。
 これら職場のトップないしトップに準ずる人々のうち、特に優秀な人々が国防長官に任ぜられるのですから、トップダウン組織の最たるものである米国防省を支配し、コントロールすることができるのです。
 (典拠は省略します。)

<passenger>http://blog.livedoor.jp/asyura2007/archives/51023470.html

 --【元防衛官僚・太田述正さんのコラム】日本学専門家が「日本では属米売国奴がナショナリストを自称」と指摘--

http://www.asyura2.com/07/kenpo2/msg/308.html
KP 308 2008/6/28 01:05:25

 太田氏のコラム#2634に次のような指摘があった。

 「米国の電子雑誌Japan Focusのコーディネーターのマコーマック(Gavan
McCormack)は、日本では「日本は米国に従属し続けなければならないと執拗に言
い張る人々が自分達をナショナリストと呼んでいる」と皮肉を言ってますよ(
http://www.atimes.com/atimes/Japan/JF26Dh01.html  
。6月26日アクセス)。」

 日本の自称「ナショナリスト」の「改憲」勢力は、米国にこびへつらう売国奴勢力であったという事情を勘案すると、彼の“皮肉”が日本の現実を抉っていることがわかる。
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【改憲派は売国奴の工作隊であることが露呈!】護憲派「9条守ろう」、改憲派「国際支援へ改正を」=憲法記念日、都内で集会
http://www.asyura2.com/07/kenpo2/msg/268.html

<がんのすけ>http://sicambre.at.webry.info/200805/article_16.html

 久しぶりに「核武装と日本の軍事戦略」という太田述正さんのブログを覗いてみましたら、 「チベット騒擾」なる連載コラムがアップされていました。4月からとぎれとぎれに公開なさったようですが。論拠が明解で、たいへん分かりやすいです。
 この方のコラムには典拠が示されております。チベット関連の原典はほとんど英語ですし、たまにWiki…なんてこともありますが、それだけ日本ではなじみの薄いテーマなのでしょう。
 こちらの無知も宜なるかな、と、変な安堵を覚えたりもします。

<太田>

 私のコラムが、様々な方々にインパクトを及ぼしつつあるようで、欣快の限りです。
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太田述正コラム#2667(2008.7.14)
<ハセガワとベーカーの本(その4)>

→非公開