太田述正コラム#2436(2008.3.21)
<皆さんとディスカッション(続x91)>

<NTT Food Company>

 佐藤閣下のブログでもそうですが、"貴殿の発言のみに対して"「理解<し>難か<く感じたり>誤解され<る>」方が多いというのは、それは即ち"貴殿の発言方法に問題が有る"からです。
 何故なら、貴殿以外の人の発言に対しては その様な指摘はされていないから。
 故に、貴殿が発言方法を改めるべきでしょう。

<健次郎>

 太田先生は博学で頭脳明晰な方と思います。
 されど非常に残念な事には、議論の場では自説に固執し他人の説を尊重せず、自説 に陶酔し、意見調整が出来ませんね。従つて全体の議論を建設的で良き流れに導く事にはならず、混乱をきたす事になりかねません。
 これでは、志ある侍の言辞とはなりません。謙虚で無心になつて日本国の国益追求の為、全心全霊を投じて頂きたく、思考致しております。

<太田>

 お二人とも注文が多すぎます。
 子供じゃあるまいし。
 私がTVで言っていることがよく分からないので理解したいと思われたのなら、私のコラムのバックナンバーをお読みになればいいでしょう。それでも分からなければ、手の施しようがありません。
 分かったけど、言っていることが気に入らないというのであれば、だまって退出されるか、(私が力説しているように、典拠付きで論理的な)議論を私に吹きかければよろしい。

>謙虚で無心になつて日本国の国益追求の為、全心全霊を投じて頂きたく、

 カラスの勝手でしょ。

<NTT Food Company>

 支那は近年ずっと2桁代の軍拡を行っており、アメリカを含めた西側諸国はそれを脅威的に捉え警戒しています。
http://jp.youtube.com/watch?v=wMIUJpnr3uo
(↑私がアップした動画です。)
 自衛隊員現在約25万人に対し支那はその約10倍の兵力(公式発表)です。
 支那は核保有国でその狙いを日本に向けているというのを認識していますか?
 今の日本にこの支那と渡り合える軍力・兵力が有るのですか?
 有るというのなら、支那と比較した具体的な数値などを提示してそれを元に説明して頂きたい。

<太田>

 中共の人口は日本の10倍であり、国土面積は日本の25倍です。しかも、中共の隣接国のうち4か国(ロシア・インド・パキスタン・北朝鮮)が核武装しており、このうち与国と言えるのは北朝鮮くらいです。
 しかも、国内ではチベット等騒擾の可能性をあちこちで抱えていまし、台湾向けの軍備も必要です。
 対日志向可能兵力なんて、中共総兵力のほんの一部に過ぎません。
 ですから、質を考慮するまでもなく、中共と日本の兵力量を比較することに意味は全くありません
 さて、つい最近も述べたように、中共には目と鼻の先の台湾にすら、着上陸する能力はもとより、海上封鎖する能力もまだありません(コラム#2421)。
 琉球列島にだって、沖縄本島(及び韓国)に米空軍がいて、また、沖縄本島に米海軍がいつでも対潜機のP-3Cを展開できる以上、着上陸する能力はもとより海上封鎖能力もありません。
 日本本土を論じるまでもありません。
 残りは日本(琉球列島を含む)への経空攻撃・・ミサイルまたは航空機による攻撃・・の可能性です。
 台湾の反撃力(経空攻撃能力)は弱体なので、これだけは確かに台湾にとって脅威です。
 しかし、日本周辺には米海軍の(ミサイルを搭載した)攻撃型原子力潜水艦が遊弋しており、多くの場合は(ミサイル及び航空機を搭載した)空母機動部隊もいます。沖縄(及び韓国)には米空軍もいます。
 これらの反撃力は強力なので、中共の経空攻撃は完全に抑止されていると言ってよいでしょう。
 ですから、日本にとっての中共の軍事的脅威は北朝鮮と同様、テロリスト的攻撃と核攻撃だけです。
 テロリスト的攻撃に対しては海保や警察力を増強するのがスジであり、せいぜい機動力の高い陸上自衛隊2〜3万人を維持すれば十分すぎてオツリが来ます。
 核攻撃に対しては、米国の核抑止力の実効性を高めればそれで十分だと思わなけりゃしょうがないでしょう。(私自身は、日本が核武装をすることをいやいや提唱してますがね・・。)

<大学生>

 太田さんのブログで櫻井議員の名前が出るとは思いませんでした。
 櫻井議員の国会質疑を拝聴していると、民主党にも期待せずには居られません。
 日本の医療行政を真面目に考えているのは櫻井議員、小池議員(共産)、舛添大臣以外知りません。
 ただし舛添大臣は厚生労働省になった途端、なにかのせいで答弁が窮屈になり、自民党の政治家としての下り階段を転げ落ちてる過程なのかな、という気はします。

<太田>

 面識はないけれど、その言動からして野田佳彦衆議院議員も弥生人ではないでしょうか。
 私が面識がある山村健衆議院議員(三重県南部選出)も立派な弥生人だったけれど、民主党のひどさに愛想を尽かせて議員を辞めちゃいました。
 防衛問題でも共産党はよく勉強してますね。
 共産党の議員達がいかなるインセンティブに基づいて猛勉強しているのか、私にはいまだによく分かりませんが・・。
 なお、舛添君はパーフォーマンスは超一流だけど、彼を買いかぶっちゃいけません。
 東大法同期で面識もあるのであからさまには書いてないけど、コラム#2152、2176から私の言いたいことをご推察ください。
 舛添君と違って、もう一人の同期である前財務省財務官の渡辺博史君は、その国際通ぶりといい、人柄と言い、能力といい、ケチのつけようがありません。
 旧大蔵省大嫌い人間の私だって、自民党が彼を日銀総裁にすると言えば、自民党の延命につながるかもしれないけど、諸手を挙げて賛成しますよ。 
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太田述正コラム#2437(2008.3.21)
<チベット騒擾(続x3)>

→非公開