太田述正コラム#2425(2008.3.16)
<皆さんとディスカッション(続x86)>

<コバ>

 コラム#2423に関し、中国による「ネオ儒教」のイデオロギーも脅威にはならないのでしょうか。東アジアにおいて中国が持つ求心力は、朝鮮半島の人たちだけでなく日本人にも相当影響力があるように思えます。

<太田>

 私の造語である「ネオ儒教」(コラム#951、954、957)を持ち出すとは、またまた一本やられましたと言いたくなっちゃいますね。
 しかしネオ儒教は、海外の華僑達に対してはともかく、対外的には大きな影響力を持つことはまずありえないでしょう。
 それに、これは後知恵というやつですが、チベットでの騒乱を見るにつけ、ネオ儒教は中共内においてすら漢人以外に対してはイデオロギーとして機能しないのではないか、そんなイデオロギーの押しつけは、むしろチベット仏教徒やイスラム教徒の反発を生んで中共解体に導きかねないのではないか、という気がしてきました。
 
<今年も>

 コラム#964「崩壊しつつあるフィリピン(その1)」についてです。
 アメリカ最高!!
 もっと指摘してください!
 汚いフィリピーナとキモイおやじを。

<太田>

 そんなフィリピンにしてしまったのは、基本的にフィリピンの旧宗主国のスペインと米国、就中米国のせいであることをお忘れなく。

<びり江>

 コラム#2414「「太田総理・・」ダブル収録記」についてです。
 太田さんがそんなに太田光を買っているとは知りませんでした。
 お笑い芸人としてはともかくあの番組での太田光は私には少しも賢明には思えませんが。
 以前彼の話はろくに聞いていないとおっしゃっていたのでてっきり自らの主張を広く発信する場として割り切ってらっしゃるのかと思っていました。

<太田>

 一流の芸人は、アドリブで臨機応変の対応ができるものであり、これまでは余り知らなかったけれど、あの番組での共演を通じ、私は太田光を高く評価するに至りました。
 なお、防衛/安全保障の話を日本人の誰かがしている時は、私はそれが「左」翼であれ「右」翼であれ、はたまたいわゆる軍事オタクであれ太田光であれ、話の細部はフォローしていません。
 彼らの話を真面目にフォローしていると、その余りの無知蒙昧さ・・それを責めるわけには必ずしもいかないのですが・・に呆れ、腹が立ち、頭がおかしくなりそうになるからです。
 おっとちょっと舌が滑った。
 「左」翼は、この中では、(非武装とか安保解体といった)結論部分を除けば比較的まともなことを言っている人が多い、と申し上げておきましょう。
 なお、岡崎久彦さんら「右」翼については、後でもう一度触れます。

<鎌倉人>

>勘違いしてしまって、反対の札を投じてしまいました。

 国を護る仕組みをドゲンカセニャアカンとの思いがあるから勘違いしてしまうということでしょうか?

<太田>

 一回目の収録(放送は21日)では私はマニフェストに「反対」だったので混乱してしまったこと、そもそも白票と青票のどちらが賛成でどちらが反対なのかいまだに頭にきちんと入っていないこと、そしてこれが一番なのですが、疲労していた、という三つの理由から勘違いしてしまったのです。

<秋の空>

 コラム#2422「日本文化チャンネル桜収録記」に関してです。
 <番組への反響が>楽しみです。
 ただ、佐藤・川村の両氏もさることながら、直接、岡崎久彦氏と議論していただきたかったです。
 ソ連の脅威、現代日本をめぐる軍事的脅威の観点もそう、ジャーナリズムは反自衛隊でけしからん、自衛隊は軍隊だ、日本は独立国だ、そういいながら、日本の論客たちが朝日新聞と産経の間を右往左往している間は、日本の独立もアングロサクソン化・同盟も永遠に実現しないということですね。

ObamacanのSusan Eisenhower支持の在米読者より。

<太田>

 岡崎さんには、防衛庁に出向しておられた時に個人的に大変お世話になったのですが、既に拙著『防衛庁再生宣言』の226〜227頁で吉田ドクトリンのイデオローグの一人として批判をさせていただいています。
 その後も、コラム#934や#1622で、読者の質問に答える形で岡崎さん批判を展開しています。
 例えば、コラム#934をお読みになれば、いかに岡崎さんの情勢分析(「国内」情勢分析ですが)が歪んでいるか・・この場合は昭和天皇の真意を読み違えた・・がお分かりになるでしょう。
 これはその後、昭和天皇の真意を記した史料が発掘されたことで議論の余地がなくなったケースですが、岡崎さんの言うことは、一事が万事この調子であろうと認識すべきなのです。
 なぜそうなのか。
 岡崎さん等の吉田ドクトリン信奉者達とは、要するに戦後体制・・自民党/官僚機構等・・の擁護者であって、その見返りに戦後体制によって庇護されている人々です。
 だからこそ、彼らの情勢判断や政策提言が意識的無意識的に歪んでしまうのです。
 ご本人達にとってはありがた迷惑かもしれませんが、私としては、彼らのためにも、日本の戦後体制を支えてきた政官業の三位一体的癒着構造を粉砕したいと思って頑張っているのですよ。

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 現在の世の中、暗闇の中で唯一の光が太田さんです。
 防衛大臣になって、防衛省を改革した後、総理大臣になって日本を立て直していただきたいです。

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<太田>

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太田述正コラム#2426(2008.3.16)
<健在なり朝鮮日報>

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