・皆さんとディスカッション(続x150)
・ロシアの体制(続)
・皆さんとディスカッション(続x149)
・シリア北朝鮮核コネクション
・皆さんとディスカッション(続x148)
2008年05月の記事一覧
2008年05月31日
太田述正コラム#2580(2008.5.31)
<皆さんとディスカッション(続x150)>
<たろー>
コラム#2422(2008.3.14)「日本文化チャンネル桜収録記」を読み、番組を見ました。
太田さんの言ってる事は正論な気がします。
けど、二点。メディアに出る際に注意してほしいです
■怯えたような態度で喋らない事(自信もって話すだけで説得力が増す)
■(特にバラエティーでは)馬鹿にした態度を取らない。(そう見えてしまう)
オバマみたいにスピーチのトレーニングを受けられたらいいかと。太田さんが国政に関わる事を確信しています。
<アヒル>
番組をyoutubeで観ました。
前半のマスコミ批判はくだらないと思いましたが、後半、太田さんが本気を出されたところから引き込まれました。
以下、特に知識を持たない一視聴者の視点からの感想です。
特に太田さんのファンでない限り、3時間番組を最後まで観る視聴者は少ないように思います。
2時間目からでなく、最初から本気を出されたほうがいいと思います。
何か、そうできない事情(台本?)があったのかもしれませんが。
<太田>
ずっと本気のつもりでしたが????
<アヒル>
田久保さんは、太田さんとは意見の相違があるようですが、田久保さんの話し方、議論の進め方には説得力がありました。
田久保さんが「日本は独立国になれないと思っているんですか」「独立国になるためにどうしたらいんですか」と問われて、太田さんがそれにお答えになったシーンが一番良かったです。
「日本はアメリカの属国」と端的に仰るだけでは、共感を得られにくいと思います。
どうして属国なのか、どうして日本人はそれを意識していないのか、太田さんが真の独立国に変えたいと思っていること、そのためにどうしたらいいかを、短い言葉で根拠を示してご自分から主張なさってはいかがでしょうか。
太田さんが「名誉毀損裁判を起こされても、殺されてもいい覚悟」と仰ったことに、胸を突かれました。
どうか、命は大事にしてください。太田さんに賛同している人は多いはずです。
このような討論番組で、他の出演者と意見を異にして徹底的に討論されることは意義があると思います。
ただ、その場の議論に勝つことが目的ではなく、それを観ている視聴者が、どちら側につくかをお考え下さい。
<太田>
私は、議論に勝とうと思っているわけではありません。
視聴者に、自分でお考えいただくための刺激を与えようと思って発言しているつもりです。
刺激は確かに受けたけれど、どうしても私が何を示唆しているのか分からない、という場合もあろうかと思います。
その中から、私のブログを読んでみようと発心する方も出てくることでしょう。更に有料読者になられる方も・・。
ですから、議論の際には、あえて十分説明していないところがあります。
ただ、この次の「日本文化チャンネル」出演では、演題から言ってそれは許されないと思います。できるだけ説明を尽くすつもりです。
<アヒル>
失礼ながら、袖口をいじりながら話すのは、気になりました。
手遊びはなさらず、説得力のある落ち着いた口調を意識されたほうがいいと思います。 それで、かなり視聴者の印象は変わると思います
朝まで生テレビの放映が動画にアップされるのを楽しみにしています。
<太田>
色々アドバイス、ありがとうございます。
<スワン>
橋下知事の政策について、太田さんと読者の皆さんとの間で激しく討論が交わされています。
太田さんに議論を挑んでいる方は、太田さんに興味を持っているから発言なさっているんだと思います。そういう社会意識の高い方が納得して、太田さんの支持者になるような理論展開をなさったほうがいいと思います。
太田さんの口調は挑発的で、人の反感を買いやすいと思います。それが太田さんの個性なのかもしれませんし、そこが好きな読者もいらっしゃるのかもしれません。でも、普通は挑発されたらムッとすると思います。
もっと大らかに構えてはいかがでしょうか。
私は太田さんの主張は正しいと思っています。正論をお持ちなのに、斜に構えた口調では人の反発を受けやすいと思いませんか?
太田さんには、もっと賛同者を増やして、日本の世論を変えていって欲しいと願っています。
<太田>
TV出演の場合とは違い、私の読者との間では、できるだけ率直かつ噛み合った議論をするよう心がけています。
太田述正掲示板等に投稿される方は、ほぼ全員、ハンドルネームを使われるところ、そのうちたまたま私がご本人を存じ上げている場合もないわけではありませんが、ほとんど存じ上げないわけであり、その場合、私が何をどんな風に申し上げようと、それが名誉毀損に問われることはありえないことに鑑み、投稿される読者の方は、「挑発され」たり「ムッとする」ことくらいは覚悟していただかねばなりますまい。
覚悟ができないというのなら、むしろ実名で投稿されるべきでしょう。
いずれにせよ、読者が増えない最大の原因は、日本人の間で国際問題に関心を持っておられる方が少なく、安全保障問題に至ってはもっと少ないからです。
それに、私のコラムは、私の筆力不足もあるのでしょうが、こむつかしい内容のものが多く、これも読者が増えない原因でしょう。
<遠江人>
YouTube - 大阪府 大阪市 職員給料 その1
http://www.youtube.com/watch?v=lcjhD5yEVRY
YouTube - 大阪府 大阪市 職員給料 その2
http://www.youtube.com/watch?v=SD7t9IGt3Uk
この動画を見る限り、橋下さんにとって給与カットをする理由の根拠は「破産しているのだから当たり前」という理論(?)しか無いように見えます。
大阪府民の皆さんも給与カットを当然視しているようですが、率直に言って、大赤字の自治体=職員の給与カット当たり前、の間に論理的な理由が見出せませんし、それらしい説明もありませんね。中長期的に見てむしろ悪い結果に繋がるかもしれないという反対側の考えが無さ過ぎるようにも見えます。
もし私が大阪府民だったら、給与カットすること自体はむしろ構いませんが、その根拠とするところが「破産しているのだから当たり前」の一点張りであることのほうがいやですね。
・報道される大阪「市」の職員のろくでもない勤務ぶり
・府民に負担を強いるならお前らの給料も減らせ
・破産しているのだから当たり前という理論(?)
この3点セットで給与カットを支持している人が意外と多いのでは。
夕張市や北海道の給与カットという前例もあり、公務員憎しの気持ちもよく分かりますが、将来のあらゆる可能性を考えて論理的な根拠にもとづく決定を下してほしいところです。
<西麻布夢彦>
--大阪府公務員の値下げ--
公務員の給与削減に反対しつつ、増税による財政再建を主張されているようですが、これは無理筋でしょう。
もし大阪で、うかつに増税すれば、ただでさえ東京に逃げている企業が多い中、大阪に残ってくれている企業の東京移転を加速するだけでしょう。
結局、増税しても税収は増えません。
もし「有権者が反対する」財政再建を行うなら、行政サービスの質の低下で答えるしかなく、まさに、橋下知事の改革は「有権者が反対する」改革にほかありません。
ま、本当は、大阪を速やかに財政再建団体に落としてしまえば、橋下改革は完成するのですが、彼は自分のやっていることを理解していないので、「財政再建団体にならないため」と称して、財政再建団体のような行政を行っているわけです。
なんにせよ、橋下知事は、石原知事同様、口先だけのたいした政治家でもありませんから、それほど情熱を持って攻撃する必要もないでしょう。
<粘着兵庫はウザッタイ>
≫ケンスケ2さん
≫役人さんの全国平均より下の給与で生活
都道府県別県民所得
8位.大阪府 3,042,000
19位.京都府 2,839,000
30位.兵庫県 2,624,000
より下の給与で生活してるのは兵庫県民自身ですよ...
兵庫の財政が他人事じゃないことくらい判ってると思うんですが...
ほんの四ヶ月前の話なのに...橋下知事の前に怒らないと...
給与を平均8%削減 初の本給カット 兵庫県職員
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0000827608.shtml
県は〇八年度から十一年間の行革プランを策定中で、職員給与は計千六百億円の削減を表明。
西成みたいなのは東京にも神奈川にもあるのに。昼間から立ちんぼしてますが。
何より兵庫はね...。
<太田>
「県は五年間の削減を提案したが、今回の交渉では〇八年度分のみの決着となった。」というのですから、期限を設定しています。
これが、私の言う緊急避難的対応であり、これなら大阪府でもやってよいのです。
<ライサ>
>それにしても、生計費こそ全国平均よりちょっと高い程度。5月30日アクセス(以下同じ))ですが、一人当たり県民所得が全国第9位の大阪府の公務員が、それなりの給与をもらってなぜ悪いのか、私にはさっぱり分かりませんねえ。
私も「それなりの給与」には依存ありません、同感ですが、誰か「悪い」と言ってるのですか。誰だって自らの給与(収入)が下がるのを喜ぶ人はいません。屁理屈を捏ねづとも、普通の人(府?)は、財布の中にそれだけのお金(予算?)がなければ、払いたくても払えないのですから、財布に合わせた生活(行政)しかできないです。もっと給与が欲しければ、府民の収入を増やして税金を増やし収入を上げねばなりません。それには時間がかかります。今現在は何とかこの場をしのいで、収入の増加や、支出を合理的に調整するしか方法は有りません。給与カットが一番かどうかは分かりませんが、聡明で知識豊富な太田様なら何か画期的な方法をご存じでしょうから、豊富な外国の歴史の知識を動員して提案なり、アドヴァイスなどしてあげたらどうでしょうか。
<太田>
事業を削減し、そのことによって経費を削減するとともに職員の数も(採用数を減らし、勧奨退職を推進することによって徐々に)減らす。
他方、(「西麻布・・」さんじゃないけど、)企業は逃げ出せても個人は容易には逃げ出せないことから、主として個人が負担するところの、府に入る地方税を増額する。
これが筋というものでしょう。
それでも足らなきゃ、職員の給与カットですが、それは、あくまでも理屈が立つ範囲で実施すべきでしょう。
以上は一般論であり、橋下氏が私に具体的なアドバイスをお求めであれば、必要なあるゆる情報へのアクセスを認めるとともに、しかるべきコンサルタント料を申し受けることになります。
いや、これは冗談で、今そんなヒマは全くありません。
<ライサ>
>準備不足、ブレーン不足のまま知事になったってことでしょうが、見てられないねえ。
貴方の場合も自ら告白しているように同様な理由で選挙に落ちてしまったのでしょうか。そうだったら「見てられないねえ」。
>私の経験に照らせば、行政組織に関する実行可能性のある全面的改革案…
ッて、貴方は防衛庁生え抜きの方ですから防衛庁在任中の事ですか、それとも、退職後に作ったのでしょうか、在任中だったら、「潤沢な活動経費」って個人的な物でしょうか。議員に当選の暁には防衛大臣になり組織改革を計画していたのでしょうか、それともどこかの地方行政組織に対して、全面的改革案を作った経験が有るのでしょうか。教えてください。
もし、次期国政選挙に立候補なさるのなら、充分に時間があるはずですので、いや有ったはずなので、必ずやご当選なさることと確信しております。頑張ってください。
ちなみに私は大阪人では有りません。一寸頭の悪い江戸っ子です。
「朝生」今日は見させていただきます。
<太田>
私は、かねてから天下りを回避するために自主的に防衛庁を退職する機会をうかがっており、2001年の参議院選挙出馬が急遽決まったことで自主退職した次第です。
そもそも、必ず政治家になる、だから必ず当選しなければならない、と思いつめていたわけではありません。
だから、準備不足、ブレーン不足のまま選挙運動に突入しました。
(もっとも、選挙運動をやったり、議員をやったりするだけであれば、知事として都道府県大組織改革を行う場合ほどの準備やブレーンは必要ありません。)
こういうわけで、もともと当選する可能性は低いと思っていたのですが、落選しても、それほど時間をおかず、評論家業で最低限食っていけるようになるとふんでいたのです。
ところがそうは問屋がおろしませんでした。
文藝春秋の背信行為(コラム#2167)があって文藝春秋誌面で私の名前を売り出す予定がパーになり、おまけに全く予期していなかった小泉旋風が吹き荒れて民主党が惨敗してしまい、しかも、民主党の背信行為もあって、私は泡沫候補に毛が生えた適度の得票しかできず、やはり名前を売り出すことができなかったからです。
しかし、6年半もかかってしまったけれど、読者の皆さんの絶大なご支援ご協力もあり、ようやく評論家業で最低限食っていけそうになりつつあります。(依然現在進行形であることに忸怩たる思いですが・・。)
いずれにせよ、結果論ながら、私の自主退職は、少なくとも無謀な自殺行為ではなかったと言えそうです。
なお、何度も繰り返していることですが、私は二度と選挙に出る気はありません。
議員になり、特に特定の政党に所属すれば、評論の自由が失われるからです。
そうそう、私は防衛庁時代に何度も防衛庁/自衛隊の組織改革に係るプロジェクトチームを率いたり、監督したりしたことがあります。「潤沢な活動資金」が必要だというのは、自前ではできないことをコンサルタント会社に外注したり、外部の人の話を聞いたりすること等を適宜適切に実施するためです。
<びり江>
お行儀が良いと中々話せないのが朝生。
蛍大名ならぬ蛍コメンテーターって感じでした。
でも田原さんから何度も「その通り!」を頂けたのは良かったですね。
<太田>
ご覧いただいたようで、まことにお疲れ様でした。
具体的には、次のコラム(非公開)にゆずりますが、全般的に著しく散漫な議論でしたね。
これは、もう一人のパネリストの意見でもあります。
私自身は、最低限言いたいことは言えたので、それでよしとしています。
<コバ>
元経産相平沼氏が、新党を作ることを視野に入れているようです(
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080530-00000111-san-pol
)。もし平沼新党が出来たら、国民新党のような「改革」に抵抗する日本の欧州化追求勢力になるのでしょうか。
民主党への票が食われて、ますます自民党公明党の延命が続き、政権交代が遠のいていきそうです…。
<太田>
今、総選挙があったら政権交代です。
どんなに長く見積もっても後1年数ヶ月後までには総選挙です。
それまでも、官僚のチョンボ、不祥事、自民系政治家の不祥事が必ず続くことでしょう。
よほど民主党が大失態をやらかさない限りは、政権交代は実現します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
太田述正コラム#2581(2008.5.31)
<「朝生」出演記>
→非公開
<皆さんとディスカッション(続x150)>
<たろー>
コラム#2422(2008.3.14)「日本文化チャンネル桜収録記」を読み、番組を見ました。
太田さんの言ってる事は正論な気がします。
けど、二点。メディアに出る際に注意してほしいです
■怯えたような態度で喋らない事(自信もって話すだけで説得力が増す)
■(特にバラエティーでは)馬鹿にした態度を取らない。(そう見えてしまう)
オバマみたいにスピーチのトレーニングを受けられたらいいかと。太田さんが国政に関わる事を確信しています。
<アヒル>
番組をyoutubeで観ました。
前半のマスコミ批判はくだらないと思いましたが、後半、太田さんが本気を出されたところから引き込まれました。
以下、特に知識を持たない一視聴者の視点からの感想です。
特に太田さんのファンでない限り、3時間番組を最後まで観る視聴者は少ないように思います。
2時間目からでなく、最初から本気を出されたほうがいいと思います。
何か、そうできない事情(台本?)があったのかもしれませんが。
<太田>
ずっと本気のつもりでしたが????
<アヒル>
田久保さんは、太田さんとは意見の相違があるようですが、田久保さんの話し方、議論の進め方には説得力がありました。
田久保さんが「日本は独立国になれないと思っているんですか」「独立国になるためにどうしたらいんですか」と問われて、太田さんがそれにお答えになったシーンが一番良かったです。
「日本はアメリカの属国」と端的に仰るだけでは、共感を得られにくいと思います。
どうして属国なのか、どうして日本人はそれを意識していないのか、太田さんが真の独立国に変えたいと思っていること、そのためにどうしたらいいかを、短い言葉で根拠を示してご自分から主張なさってはいかがでしょうか。
太田さんが「名誉毀損裁判を起こされても、殺されてもいい覚悟」と仰ったことに、胸を突かれました。
どうか、命は大事にしてください。太田さんに賛同している人は多いはずです。
このような討論番組で、他の出演者と意見を異にして徹底的に討論されることは意義があると思います。
ただ、その場の議論に勝つことが目的ではなく、それを観ている視聴者が、どちら側につくかをお考え下さい。
<太田>
私は、議論に勝とうと思っているわけではありません。
視聴者に、自分でお考えいただくための刺激を与えようと思って発言しているつもりです。
刺激は確かに受けたけれど、どうしても私が何を示唆しているのか分からない、という場合もあろうかと思います。
その中から、私のブログを読んでみようと発心する方も出てくることでしょう。更に有料読者になられる方も・・。
ですから、議論の際には、あえて十分説明していないところがあります。
ただ、この次の「日本文化チャンネル」出演では、演題から言ってそれは許されないと思います。できるだけ説明を尽くすつもりです。
<アヒル>
失礼ながら、袖口をいじりながら話すのは、気になりました。
手遊びはなさらず、説得力のある落ち着いた口調を意識されたほうがいいと思います。 それで、かなり視聴者の印象は変わると思います
朝まで生テレビの放映が動画にアップされるのを楽しみにしています。
<太田>
色々アドバイス、ありがとうございます。
<スワン>
橋下知事の政策について、太田さんと読者の皆さんとの間で激しく討論が交わされています。
太田さんに議論を挑んでいる方は、太田さんに興味を持っているから発言なさっているんだと思います。そういう社会意識の高い方が納得して、太田さんの支持者になるような理論展開をなさったほうがいいと思います。
太田さんの口調は挑発的で、人の反感を買いやすいと思います。それが太田さんの個性なのかもしれませんし、そこが好きな読者もいらっしゃるのかもしれません。でも、普通は挑発されたらムッとすると思います。
もっと大らかに構えてはいかがでしょうか。
私は太田さんの主張は正しいと思っています。正論をお持ちなのに、斜に構えた口調では人の反発を受けやすいと思いませんか?
太田さんには、もっと賛同者を増やして、日本の世論を変えていって欲しいと願っています。
<太田>
TV出演の場合とは違い、私の読者との間では、できるだけ率直かつ噛み合った議論をするよう心がけています。
太田述正掲示板等に投稿される方は、ほぼ全員、ハンドルネームを使われるところ、そのうちたまたま私がご本人を存じ上げている場合もないわけではありませんが、ほとんど存じ上げないわけであり、その場合、私が何をどんな風に申し上げようと、それが名誉毀損に問われることはありえないことに鑑み、投稿される読者の方は、「挑発され」たり「ムッとする」ことくらいは覚悟していただかねばなりますまい。
覚悟ができないというのなら、むしろ実名で投稿されるべきでしょう。
いずれにせよ、読者が増えない最大の原因は、日本人の間で国際問題に関心を持っておられる方が少なく、安全保障問題に至ってはもっと少ないからです。
それに、私のコラムは、私の筆力不足もあるのでしょうが、こむつかしい内容のものが多く、これも読者が増えない原因でしょう。
<遠江人>
YouTube - 大阪府 大阪市 職員給料 その1
http://www.youtube.com/watch?v=lcjhD5yEVRY
YouTube - 大阪府 大阪市 職員給料 その2
http://www.youtube.com/watch?v=SD7t9IGt3Uk
この動画を見る限り、橋下さんにとって給与カットをする理由の根拠は「破産しているのだから当たり前」という理論(?)しか無いように見えます。
大阪府民の皆さんも給与カットを当然視しているようですが、率直に言って、大赤字の自治体=職員の給与カット当たり前、の間に論理的な理由が見出せませんし、それらしい説明もありませんね。中長期的に見てむしろ悪い結果に繋がるかもしれないという反対側の考えが無さ過ぎるようにも見えます。
もし私が大阪府民だったら、給与カットすること自体はむしろ構いませんが、その根拠とするところが「破産しているのだから当たり前」の一点張りであることのほうがいやですね。
・報道される大阪「市」の職員のろくでもない勤務ぶり
・府民に負担を強いるならお前らの給料も減らせ
・破産しているのだから当たり前という理論(?)
この3点セットで給与カットを支持している人が意外と多いのでは。
夕張市や北海道の給与カットという前例もあり、公務員憎しの気持ちもよく分かりますが、将来のあらゆる可能性を考えて論理的な根拠にもとづく決定を下してほしいところです。
<西麻布夢彦>
--大阪府公務員の値下げ--
公務員の給与削減に反対しつつ、増税による財政再建を主張されているようですが、これは無理筋でしょう。
もし大阪で、うかつに増税すれば、ただでさえ東京に逃げている企業が多い中、大阪に残ってくれている企業の東京移転を加速するだけでしょう。
結局、増税しても税収は増えません。
もし「有権者が反対する」財政再建を行うなら、行政サービスの質の低下で答えるしかなく、まさに、橋下知事の改革は「有権者が反対する」改革にほかありません。
ま、本当は、大阪を速やかに財政再建団体に落としてしまえば、橋下改革は完成するのですが、彼は自分のやっていることを理解していないので、「財政再建団体にならないため」と称して、財政再建団体のような行政を行っているわけです。
なんにせよ、橋下知事は、石原知事同様、口先だけのたいした政治家でもありませんから、それほど情熱を持って攻撃する必要もないでしょう。
<粘着兵庫はウザッタイ>
≫ケンスケ2さん
≫役人さんの全国平均より下の給与で生活
都道府県別県民所得
8位.大阪府 3,042,000
19位.京都府 2,839,000
30位.兵庫県 2,624,000
より下の給与で生活してるのは兵庫県民自身ですよ...
兵庫の財政が他人事じゃないことくらい判ってると思うんですが...
ほんの四ヶ月前の話なのに...橋下知事の前に怒らないと...
給与を平均8%削減 初の本給カット 兵庫県職員
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0000827608.shtml
県は〇八年度から十一年間の行革プランを策定中で、職員給与は計千六百億円の削減を表明。
西成みたいなのは東京にも神奈川にもあるのに。昼間から立ちんぼしてますが。
何より兵庫はね...。
<太田>
「県は五年間の削減を提案したが、今回の交渉では〇八年度分のみの決着となった。」というのですから、期限を設定しています。
これが、私の言う緊急避難的対応であり、これなら大阪府でもやってよいのです。
<ライサ>
>それにしても、生計費こそ全国平均よりちょっと高い程度。5月30日アクセス(以下同じ))ですが、一人当たり県民所得が全国第9位の大阪府の公務員が、それなりの給与をもらってなぜ悪いのか、私にはさっぱり分かりませんねえ。
私も「それなりの給与」には依存ありません、同感ですが、誰か「悪い」と言ってるのですか。誰だって自らの給与(収入)が下がるのを喜ぶ人はいません。屁理屈を捏ねづとも、普通の人(府?)は、財布の中にそれだけのお金(予算?)がなければ、払いたくても払えないのですから、財布に合わせた生活(行政)しかできないです。もっと給与が欲しければ、府民の収入を増やして税金を増やし収入を上げねばなりません。それには時間がかかります。今現在は何とかこの場をしのいで、収入の増加や、支出を合理的に調整するしか方法は有りません。給与カットが一番かどうかは分かりませんが、聡明で知識豊富な太田様なら何か画期的な方法をご存じでしょうから、豊富な外国の歴史の知識を動員して提案なり、アドヴァイスなどしてあげたらどうでしょうか。
<太田>
事業を削減し、そのことによって経費を削減するとともに職員の数も(採用数を減らし、勧奨退職を推進することによって徐々に)減らす。
他方、(「西麻布・・」さんじゃないけど、)企業は逃げ出せても個人は容易には逃げ出せないことから、主として個人が負担するところの、府に入る地方税を増額する。
これが筋というものでしょう。
それでも足らなきゃ、職員の給与カットですが、それは、あくまでも理屈が立つ範囲で実施すべきでしょう。
以上は一般論であり、橋下氏が私に具体的なアドバイスをお求めであれば、必要なあるゆる情報へのアクセスを認めるとともに、しかるべきコンサルタント料を申し受けることになります。
いや、これは冗談で、今そんなヒマは全くありません。
<ライサ>
>準備不足、ブレーン不足のまま知事になったってことでしょうが、見てられないねえ。
貴方の場合も自ら告白しているように同様な理由で選挙に落ちてしまったのでしょうか。そうだったら「見てられないねえ」。
>私の経験に照らせば、行政組織に関する実行可能性のある全面的改革案…
ッて、貴方は防衛庁生え抜きの方ですから防衛庁在任中の事ですか、それとも、退職後に作ったのでしょうか、在任中だったら、「潤沢な活動経費」って個人的な物でしょうか。議員に当選の暁には防衛大臣になり組織改革を計画していたのでしょうか、それともどこかの地方行政組織に対して、全面的改革案を作った経験が有るのでしょうか。教えてください。
もし、次期国政選挙に立候補なさるのなら、充分に時間があるはずですので、いや有ったはずなので、必ずやご当選なさることと確信しております。頑張ってください。
ちなみに私は大阪人では有りません。一寸頭の悪い江戸っ子です。
「朝生」今日は見させていただきます。
<太田>
私は、かねてから天下りを回避するために自主的に防衛庁を退職する機会をうかがっており、2001年の参議院選挙出馬が急遽決まったことで自主退職した次第です。
そもそも、必ず政治家になる、だから必ず当選しなければならない、と思いつめていたわけではありません。
だから、準備不足、ブレーン不足のまま選挙運動に突入しました。
(もっとも、選挙運動をやったり、議員をやったりするだけであれば、知事として都道府県大組織改革を行う場合ほどの準備やブレーンは必要ありません。)
こういうわけで、もともと当選する可能性は低いと思っていたのですが、落選しても、それほど時間をおかず、評論家業で最低限食っていけるようになるとふんでいたのです。
ところがそうは問屋がおろしませんでした。
文藝春秋の背信行為(コラム#2167)があって文藝春秋誌面で私の名前を売り出す予定がパーになり、おまけに全く予期していなかった小泉旋風が吹き荒れて民主党が惨敗してしまい、しかも、民主党の背信行為もあって、私は泡沫候補に毛が生えた適度の得票しかできず、やはり名前を売り出すことができなかったからです。
しかし、6年半もかかってしまったけれど、読者の皆さんの絶大なご支援ご協力もあり、ようやく評論家業で最低限食っていけそうになりつつあります。(依然現在進行形であることに忸怩たる思いですが・・。)
いずれにせよ、結果論ながら、私の自主退職は、少なくとも無謀な自殺行為ではなかったと言えそうです。
なお、何度も繰り返していることですが、私は二度と選挙に出る気はありません。
議員になり、特に特定の政党に所属すれば、評論の自由が失われるからです。
そうそう、私は防衛庁時代に何度も防衛庁/自衛隊の組織改革に係るプロジェクトチームを率いたり、監督したりしたことがあります。「潤沢な活動資金」が必要だというのは、自前ではできないことをコンサルタント会社に外注したり、外部の人の話を聞いたりすること等を適宜適切に実施するためです。
<びり江>
お行儀が良いと中々話せないのが朝生。
蛍大名ならぬ蛍コメンテーターって感じでした。
でも田原さんから何度も「その通り!」を頂けたのは良かったですね。
<太田>
ご覧いただいたようで、まことにお疲れ様でした。
具体的には、次のコラム(非公開)にゆずりますが、全般的に著しく散漫な議論でしたね。
これは、もう一人のパネリストの意見でもあります。
私自身は、最低限言いたいことは言えたので、それでよしとしています。
<コバ>
元経産相平沼氏が、新党を作ることを視野に入れているようです(
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080530-00000111-san-pol
)。もし平沼新党が出来たら、国民新党のような「改革」に抵抗する日本の欧州化追求勢力になるのでしょうか。
民主党への票が食われて、ますます自民党公明党の延命が続き、政権交代が遠のいていきそうです…。
<太田>
今、総選挙があったら政権交代です。
どんなに長く見積もっても後1年数ヶ月後までには総選挙です。
それまでも、官僚のチョンボ、不祥事、自民系政治家の不祥事が必ず続くことでしょう。
よほど民主党が大失態をやらかさない限りは、政権交代は実現します。
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太田述正コラム#2581(2008.5.31)
<「朝生」出演記>
→非公開
太田述正コラム#2512(2008.4.27)
<ロシアの体制(続)>(2008.5.31公開)
1 始めに
FSBが支配するところとなったロシアがいかなる国であるかを、三つの具体的事例を通して探ってみましょう。
2 具体例
(1)正教の国教化
プーチン政権は、宗教統制にも乗り出しています。
最も最近の調査によれば、回答者の71%がロシア正教信者だと答えており、これは2003年には59%だったことを考えると大きな変化です。
これには、プーチン政権が正教の事実上の国教化を推進していることによるところが大なのです。
プーチン自身、十字架を身につけ、自分がロシア正教徒であることを公言しつつ、政府が統制下に置いているTVにロシア正教のアレクセイ2世大主教(Patriarch Aleksei 2)と何度もツーショットで立ち現れます。
その一方でプロテスタント諸派、次いでカトリック教会は陰に陽にその活動に妨害が加えられているのです。
ロシアの総人口は1億4,200万人であるところ、プロテスタントは約200万人であり、700万人から2,000万人と言われるイスラム教徒よりずっと少ないのですが、イスラム教徒はそれほど増えないだろうと考えられており、敵視されていません。
これに対し、プロテスタント諸派は、布教が事実上禁じられている上、信仰をすること自体すらままならない有様です。
プーチン政権もロシア正教も、反欧米感情を共有していますが、プーチン政権にはこれに加えて、政府から独立した組織の存在そのものを厭う気持ちがあります。
ソ連が崩壊した直後は、ロシアで信教の自由が比較的認められていたのですが、1997年にエリティン政権がプロテスタント諸派の多くに登録義務を課したことが転機になりました。もっとも、エリティン自身のロシア正教との関係には微妙なものがあり、また、当時のロシアの情勢が混沌としていたこともあって、プロテスタント諸派に対する規制にも甘いものがありました。
しかし、今では、プロテスタント諸派が私家屋内で祈祷を行うことを超える活動をする場合には政府に登録しなければならず、しかも、書類の不備や他の活動の隠れ蓑に使われているといった理由で登録が受理されないことの方が多いのです。
(以上、
http://www.nytimes.com/2008/04/24/world/europe/24church.html?_r=1&hp=&oref=slogin&pagewanted=print
(4月24日アクセス)による。)
(2)歴史の歪曲
以前(コラム#548で)記したように、ウクライナでの1932〜33年の大飢饉は、スターリンが引き起こしたものですが、これはウクライナの民族意識や自治への欲求を粉砕する目的で、ウクライナを特に狙い撃ちにした、一種のジェノサイド(ただし、国連のジェノサイドの定義には完全にはあてはまらない)であったと米国ほか欧米数カ国は認識しています。
実際、工業化を至上命題とする時代背景の下、農業集団化と軍隊による穀物の収奪がソ連の全農村地帯にわたって行われたものの、農村地帯が封鎖され、農民の逃散が阻止されたのはウクライナとクバン(Kuban。コーカサス地方に隣接するウクライナ人居住地区)だけであり、だからこそこの両地区における餓死率が際だって高くなったのです。
ウクライナ議会は2006年にこの大飢饉をジェノサイド(holodomor)であるとする決議を行い、大統領のユシュチェンコ(ユーチェンコ=Yushchenko)は、ジェノサイドであることを否定することを犯罪とする法律を成立させようとしています。
これに対し、ロシアの下院は今月、ジェノサイドであることを否定する決議を行いました。
また、ロシアのノーベル賞作家のソルジェニーチン(Alexander Solzhenitsyn)も、ジェノサイドとするような者は恨みがましい反ロシア的な狂信的排外主義者である、とウクライナ並びに欧米諸国を非難する文章をイズベスチャ紙に寄せました。
ウクライナ国内でも、東部のロシア語をしゃべる親ロシア派を率いる元首相ヤヌコヴィッチ(Viktor Yanukovych)は、ジェノサイドではなく、「悲劇」という言葉を用いるべきであるとし、2006年の決議もボイコットしたところです。
(以上、
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/04/26/AR2008042602039_pf.html、
http://en.wikipedia.org/wiki/Ukrainians_in_the_Kuban
(どちらも4月27日)アクセスによる。)
(3)領域の拡大
ソ連崩壊後の内戦を経て、グルジア共和国内のアブハジア(Abkhazia)地区と南オセチア(South Ossetia)地区は、ロシアの支援の下、かねてより事実上独立状態にあります。
このたびプーチン政権は、この両地区に住むロシア国籍者の利益を保護するとともにこの両地区との協力関係増進のため、この両地区にロシアの代表部を開設することとし、事実上両地区をロシア内の自治共和国扱いにしました。
ロシアは、2000年にはアブハジアの住民にロシアのパスポート授与を行うこととし、今年に入ってからは、先月には両地区への軍事援助を禁じた(旧ソ連邦構成諸国によって構成される)独立国家共同体(Commonwealth of Independent States)の1996年規制から離脱し、またこのほか2014年のソチ冬季五輪関連の契約をアブハジアの会社に開放したところ、今回の措置は、両地区のロシアへの併合への動きを更に進めたものであり、もはや両地区はロシアに経済的・法的に併合されたと言っても過言ではありません。
その一方で、ロシアはグルジアと事実上の断交状態を続けています。
道路、鉄道は国境で切断され、両国間には貿易も金融取引も郵便も存在しません。
要するにプーチンは、ヒットラーが1937年に扇動を始めてドイツ人以外をズデーデン(Sudeten)地方から追い出し、翌1938年にこのズデーデン地方をチェコスロバキアから奪い取ったのと同じことを今まさにやっているわけです。
しかし、70年前と同様、欧米諸国は何もせずにこれを荏苒眺めているだけなのです。
(以上、
http://www.ft.com/cms/s/0/c4a6dfe2-0caa-11dd-86df-0000779fd2ac.html
(4月18日アクセス)による。)
3 終わりに
このように、FSBが支配するロシアは、ナショナリズムを煽り、彼らによる支配を聖化し、歴史を歪曲し、領域の拡大を行うという、余りにも典型的なファシスト国家であると言えるでしょう。
自由民主主義諸国は、より毅然とした姿勢でこのロシアと共存共栄を図っていく必要があります。
<ロシアの体制(続)>(2008.5.31公開)
1 始めに
FSBが支配するところとなったロシアがいかなる国であるかを、三つの具体的事例を通して探ってみましょう。
2 具体例
(1)正教の国教化
プーチン政権は、宗教統制にも乗り出しています。
最も最近の調査によれば、回答者の71%がロシア正教信者だと答えており、これは2003年には59%だったことを考えると大きな変化です。
これには、プーチン政権が正教の事実上の国教化を推進していることによるところが大なのです。
プーチン自身、十字架を身につけ、自分がロシア正教徒であることを公言しつつ、政府が統制下に置いているTVにロシア正教のアレクセイ2世大主教(Patriarch Aleksei 2)と何度もツーショットで立ち現れます。
その一方でプロテスタント諸派、次いでカトリック教会は陰に陽にその活動に妨害が加えられているのです。
ロシアの総人口は1億4,200万人であるところ、プロテスタントは約200万人であり、700万人から2,000万人と言われるイスラム教徒よりずっと少ないのですが、イスラム教徒はそれほど増えないだろうと考えられており、敵視されていません。
これに対し、プロテスタント諸派は、布教が事実上禁じられている上、信仰をすること自体すらままならない有様です。
プーチン政権もロシア正教も、反欧米感情を共有していますが、プーチン政権にはこれに加えて、政府から独立した組織の存在そのものを厭う気持ちがあります。
ソ連が崩壊した直後は、ロシアで信教の自由が比較的認められていたのですが、1997年にエリティン政権がプロテスタント諸派の多くに登録義務を課したことが転機になりました。もっとも、エリティン自身のロシア正教との関係には微妙なものがあり、また、当時のロシアの情勢が混沌としていたこともあって、プロテスタント諸派に対する規制にも甘いものがありました。
しかし、今では、プロテスタント諸派が私家屋内で祈祷を行うことを超える活動をする場合には政府に登録しなければならず、しかも、書類の不備や他の活動の隠れ蓑に使われているといった理由で登録が受理されないことの方が多いのです。
(以上、
http://www.nytimes.com/2008/04/24/world/europe/24church.html?_r=1&hp=&oref=slogin&pagewanted=print
(4月24日アクセス)による。)
(2)歴史の歪曲
以前(コラム#548で)記したように、ウクライナでの1932〜33年の大飢饉は、スターリンが引き起こしたものですが、これはウクライナの民族意識や自治への欲求を粉砕する目的で、ウクライナを特に狙い撃ちにした、一種のジェノサイド(ただし、国連のジェノサイドの定義には完全にはあてはまらない)であったと米国ほか欧米数カ国は認識しています。
実際、工業化を至上命題とする時代背景の下、農業集団化と軍隊による穀物の収奪がソ連の全農村地帯にわたって行われたものの、農村地帯が封鎖され、農民の逃散が阻止されたのはウクライナとクバン(Kuban。コーカサス地方に隣接するウクライナ人居住地区)だけであり、だからこそこの両地区における餓死率が際だって高くなったのです。
ウクライナ議会は2006年にこの大飢饉をジェノサイド(holodomor)であるとする決議を行い、大統領のユシュチェンコ(ユーチェンコ=Yushchenko)は、ジェノサイドであることを否定することを犯罪とする法律を成立させようとしています。
これに対し、ロシアの下院は今月、ジェノサイドであることを否定する決議を行いました。
また、ロシアのノーベル賞作家のソルジェニーチン(Alexander Solzhenitsyn)も、ジェノサイドとするような者は恨みがましい反ロシア的な狂信的排外主義者である、とウクライナ並びに欧米諸国を非難する文章をイズベスチャ紙に寄せました。
ウクライナ国内でも、東部のロシア語をしゃべる親ロシア派を率いる元首相ヤヌコヴィッチ(Viktor Yanukovych)は、ジェノサイドではなく、「悲劇」という言葉を用いるべきであるとし、2006年の決議もボイコットしたところです。
(以上、
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/04/26/AR2008042602039_pf.html、
http://en.wikipedia.org/wiki/Ukrainians_in_the_Kuban
(どちらも4月27日)アクセスによる。)
(3)領域の拡大
ソ連崩壊後の内戦を経て、グルジア共和国内のアブハジア(Abkhazia)地区と南オセチア(South Ossetia)地区は、ロシアの支援の下、かねてより事実上独立状態にあります。
このたびプーチン政権は、この両地区に住むロシア国籍者の利益を保護するとともにこの両地区との協力関係増進のため、この両地区にロシアの代表部を開設することとし、事実上両地区をロシア内の自治共和国扱いにしました。
ロシアは、2000年にはアブハジアの住民にロシアのパスポート授与を行うこととし、今年に入ってからは、先月には両地区への軍事援助を禁じた(旧ソ連邦構成諸国によって構成される)独立国家共同体(Commonwealth of Independent States)の1996年規制から離脱し、またこのほか2014年のソチ冬季五輪関連の契約をアブハジアの会社に開放したところ、今回の措置は、両地区のロシアへの併合への動きを更に進めたものであり、もはや両地区はロシアに経済的・法的に併合されたと言っても過言ではありません。
その一方で、ロシアはグルジアと事実上の断交状態を続けています。
道路、鉄道は国境で切断され、両国間には貿易も金融取引も郵便も存在しません。
要するにプーチンは、ヒットラーが1937年に扇動を始めてドイツ人以外をズデーデン(Sudeten)地方から追い出し、翌1938年にこのズデーデン地方をチェコスロバキアから奪い取ったのと同じことを今まさにやっているわけです。
しかし、70年前と同様、欧米諸国は何もせずにこれを荏苒眺めているだけなのです。
(以上、
http://www.ft.com/cms/s/0/c4a6dfe2-0caa-11dd-86df-0000779fd2ac.html
(4月18日アクセス)による。)
3 終わりに
このように、FSBが支配するロシアは、ナショナリズムを煽り、彼らによる支配を聖化し、歴史を歪曲し、領域の拡大を行うという、余りにも典型的なファシスト国家であると言えるでしょう。
自由民主主義諸国は、より毅然とした姿勢でこのロシアと共存共栄を図っていく必要があります。
2008年05月30日
太田述正コラム#2578(2008.5.30)
<皆さんとディスカッション(続x149)>
<kaiware>
>特に皆さん公務員が大っ嫌いなようで・・。
いえいえ、己の損得計算ばかりしている自己保身の強い人間が嫌いなだけです。
>数年後、この5人の方々のご見解がどうなっているか楽しみです。
日本の経済成長が続いていた頃は、職業としての地方公務員の人気はあまり高くなかったと思います。
もし給与カットが決まり公務員の就職人気が幾らか落ちたとしても、多少成績の良い待遇目当ての学生の志願が減り、公務員としての職業に遣り甲斐を感じる人物の志願が増えれば、かえって歓迎ですね。
その意味で数年後が楽しみかも知れません。
しつこくコメントをしてすみませんでした。
この件に関しては、これで最後にします。
<一読者>
--さすがに笑ってしまいました--
ラスパイレス指数を唯一の根拠に「これ以上給料を下げると府職員の士気が瓦解する」風の主張をなさっているとお見受けしたので、それが給与の実態とかけ離れている根拠として
http://www.youtube.com/watch?v=klrXLNarK88&feature=related
を提示したのですが、それには正面から反論なさらないのですね。
かわりに口の中でごにょごにょと遠回しに大阪人の悪口をいうだけ。
まあ、対戦車ヘリ云々の議論のときもそうですが、自分のまちがいを認めることができない人間なんでしょうな。支持者や理解者をへらしても自分のプライドを守るほうが大事と。
出世できない高学歴には太田さんみたいな人間がさぞかし多いのでしょう。
<太田>
いさぎよく「まちがいを認め」た不肖守屋を擁護していただいたことに対し、彼に成り代わり、心から感謝させていただきます。私もそれなりに守屋を擁護してきたつもりだけど、こんな手もあったか。
それにしても、生計費こそ全国平均よりちょっと高い程度(
http://labor.tank.jp/toukei/H13seikeihi.html
。5月30日アクセス(以下同じ))ですが、一人当たり県民所得が全国第9位の大阪府(
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/7450.html
)の公務員が、それなりの給与をもらってなぜ悪いのか、私にはさっぱり分かりませんねえ。
誰か橋下氏に代わって私と他の読者の皆さんに説明してくれる人いませんか。
ところで、橋下氏は29日、自分が打ち出した警察官定数の520人削減案を事実上撤回する考えを表明しました(
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080530AT3K2901C29052008.html
)。
給与カットのほか、削減もぶちあげていたとはね。
でも早くも削減の方は断念ですか。
となると、給与カットの方も雲行きが怪しくなってきたのでは?
恐らく、何事によらず、現状分析が不十分で、しかも理屈のこね方も不十分な財政改革案をPTとやらが大急ぎでつくりあげたのでしょうね。
橋下さん、東国原氏とは違って、準備不足、ブレーン不足のまま知事になったってことでしょうが、見てられないねえ。
私の経験に照らせば、行政組織に関する実行可能性のある全面的改革案をつくるって大変であり、優秀なブレーンと手足、それに潤沢な活動経費、更に最低一年くらいの時間が必要です。
今からでも遅くない。
それをやった方がいいんちゃいますか、橋下さん。
<カズ>
--文民統制という事について--
コラム#2233「お年の志方俊之さん」を読みました。
最近、石破茂大臣は背広組による統制から制服組に統制を任せようというシステムにスイッチしているようですが、これについてはどのように考えているでしょうか?
私は戦前に逆戻りのような気がして危険に思っています。
<太田>
軍事機構において、背広組が制服組を作戦面(運用面)で統制している国は世界中で日本だけです。
それを変えない限り、自衛隊は使い物になりません。(もちろんそれだけじゃまだ足らないけど・・。)
イージス艦「あたご」の衝突事故を見ると、まさに自衛隊は使い物にならないと言われても仕方ありません。
これでは困ると思うのなら、まずもって、作戦面(運用面)で制服組を背広組の統制から解放しなければなりません。
逆にこれでよいと思うのなら、そんな無駄な自衛隊は即刻廃止すべきです。
ところで本日(30日)付の人民網が、昼前の時点で依然、朝日新聞の「中国へ自衛隊機、検討 救援物資を輸送」という記事(
http://j.peopledaily.com.cn/2008/05/29/jp20080529_88939.html
を依然転載していたというのに、「政府は29日、四川大地震の被災者に向けた緊急支援物資の輸送について、航空自衛隊機の派遣を見送る方針を決めた・・・。救援物資の提供は、27日に北京市内で行われた、日本の防衛駐在官と中国国防省との協議で、中国側から要請された<ものだが、>・・・『自衛隊でもいい』と言った意見が中国政府のコンセンサス(合意)ではなかった」(
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080530-OYT1T00125.htm?from=top
)ということのようです。
残念ですが、中共の国防部(国防省)からそんな要請が来ただけでも画期的なことです。
<びり江>
今夜はいよいよ朝まで生太田ですね!
ほぼ標準で録ってツメ折ります。
<太田>
今夜ご覧になる方は、田原 総一朗氏による
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/column/tahara/080529_61st/
が必読です。
意見にわたる部分については、必ずしも同意できませんが・・。
ところで、今度出演する「スカイパーフェクTV!241Ch. 日本文化チャンネル桜」の番組のあらましが分かったので、どうぞ。
このチャンネルで私が前回出た時よりも、また、今夜私が生出演するテレ朝の「朝生」よりも面白い内容になる予感がします。
記
タイトル:「闘論!倒論!討論!2008 日本よ、今...」
テーマ:「どうなる!?東アジア軍事情勢」(仮題)
四川大地震等、激動の中国の今後を見ながら、東アジアおよび
米国、ロシア等の軍事情勢について議論します。
放送予定日:
前半 6月5日(木曜日)夜8時〜9時30分
後半 6月6日(金曜日)夜9時〜10時00分
スカイパーフェクTV!241Ch. 日本文化チャンネル桜
パネリスト:
潮 匡人(評論家)
太田述正(元防衛庁審議官)
川村純彦(川村研究所所長元海将補)
佐藤 守(軍事評論家・元空将)
西尾幹二(評論家)
西部 邁(評論家)
田代秀敏(大和総研主任研究員)
司 会:
水島 総(日本文化チャンネル桜 代表)
鈴木邦子(桜プロジェクト キャスター)
ついでに、シャロン騒動(コラム#2576)の続編をどうぞ。
「--シャロンが地震発言で謝罪、中国国民の非難続く--
その謝罪文では、「私の誤った発言で中国人に悲しみと怒りを与えたことを、深くお詫びします」と述べ、積極的に救援活動に参加したいとも語ったということです。しかし、この謝罪に対して、中国の一般市民は「謝っても許せない」「謝罪は受け入れられない」などと述べ、非難は止みそうにもありません。」(
http://j.peopledaily.com.cn/2008/05/30/jp20080530_88992.html)
最後に、千葉氏が私を訴えていた例の裁判の東京地裁判決が本日下され、私が勝訴しました。
ただし、彼が控訴すれば、裁判は続きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本日期限がくる有料読者で継続を考えておられてまだ会費を納めていない方は、ご連絡下さい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
太田述正コラム#2579(2008.5.30)
<中共体制崩壊の始まり?(続々)(その2)>
→非公開
<皆さんとディスカッション(続x149)>
<kaiware>
>特に皆さん公務員が大っ嫌いなようで・・。
いえいえ、己の損得計算ばかりしている自己保身の強い人間が嫌いなだけです。
>数年後、この5人の方々のご見解がどうなっているか楽しみです。
日本の経済成長が続いていた頃は、職業としての地方公務員の人気はあまり高くなかったと思います。
もし給与カットが決まり公務員の就職人気が幾らか落ちたとしても、多少成績の良い待遇目当ての学生の志願が減り、公務員としての職業に遣り甲斐を感じる人物の志願が増えれば、かえって歓迎ですね。
その意味で数年後が楽しみかも知れません。
しつこくコメントをしてすみませんでした。
この件に関しては、これで最後にします。
<一読者>
--さすがに笑ってしまいました--
ラスパイレス指数を唯一の根拠に「これ以上給料を下げると府職員の士気が瓦解する」風の主張をなさっているとお見受けしたので、それが給与の実態とかけ離れている根拠として
http://www.youtube.com/watch?v=klrXLNarK88&feature=related
を提示したのですが、それには正面から反論なさらないのですね。
かわりに口の中でごにょごにょと遠回しに大阪人の悪口をいうだけ。
まあ、対戦車ヘリ云々の議論のときもそうですが、自分のまちがいを認めることができない人間なんでしょうな。支持者や理解者をへらしても自分のプライドを守るほうが大事と。
出世できない高学歴には太田さんみたいな人間がさぞかし多いのでしょう。
<太田>
いさぎよく「まちがいを認め」た不肖守屋を擁護していただいたことに対し、彼に成り代わり、心から感謝させていただきます。私もそれなりに守屋を擁護してきたつもりだけど、こんな手もあったか。
それにしても、生計費こそ全国平均よりちょっと高い程度(
http://labor.tank.jp/toukei/H13seikeihi.html
。5月30日アクセス(以下同じ))ですが、一人当たり県民所得が全国第9位の大阪府(
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/7450.html
)の公務員が、それなりの給与をもらってなぜ悪いのか、私にはさっぱり分かりませんねえ。
誰か橋下氏に代わって私と他の読者の皆さんに説明してくれる人いませんか。
ところで、橋下氏は29日、自分が打ち出した警察官定数の520人削減案を事実上撤回する考えを表明しました(
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080530AT3K2901C29052008.html
)。
給与カットのほか、削減もぶちあげていたとはね。
でも早くも削減の方は断念ですか。
となると、給与カットの方も雲行きが怪しくなってきたのでは?
恐らく、何事によらず、現状分析が不十分で、しかも理屈のこね方も不十分な財政改革案をPTとやらが大急ぎでつくりあげたのでしょうね。
橋下さん、東国原氏とは違って、準備不足、ブレーン不足のまま知事になったってことでしょうが、見てられないねえ。
私の経験に照らせば、行政組織に関する実行可能性のある全面的改革案をつくるって大変であり、優秀なブレーンと手足、それに潤沢な活動経費、更に最低一年くらいの時間が必要です。
今からでも遅くない。
それをやった方がいいんちゃいますか、橋下さん。
<カズ>
--文民統制という事について--
コラム#2233「お年の志方俊之さん」を読みました。
最近、石破茂大臣は背広組による統制から制服組に統制を任せようというシステムにスイッチしているようですが、これについてはどのように考えているでしょうか?
私は戦前に逆戻りのような気がして危険に思っています。
<太田>
軍事機構において、背広組が制服組を作戦面(運用面)で統制している国は世界中で日本だけです。
それを変えない限り、自衛隊は使い物になりません。(もちろんそれだけじゃまだ足らないけど・・。)
イージス艦「あたご」の衝突事故を見ると、まさに自衛隊は使い物にならないと言われても仕方ありません。
これでは困ると思うのなら、まずもって、作戦面(運用面)で制服組を背広組の統制から解放しなければなりません。
逆にこれでよいと思うのなら、そんな無駄な自衛隊は即刻廃止すべきです。
ところで本日(30日)付の人民網が、昼前の時点で依然、朝日新聞の「中国へ自衛隊機、検討 救援物資を輸送」という記事(
http://j.peopledaily.com.cn/2008/05/29/jp20080529_88939.html
を依然転載していたというのに、「政府は29日、四川大地震の被災者に向けた緊急支援物資の輸送について、航空自衛隊機の派遣を見送る方針を決めた・・・。救援物資の提供は、27日に北京市内で行われた、日本の防衛駐在官と中国国防省との協議で、中国側から要請された<ものだが、>・・・『自衛隊でもいい』と言った意見が中国政府のコンセンサス(合意)ではなかった」(
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080530-OYT1T00125.htm?from=top
)ということのようです。
残念ですが、中共の国防部(国防省)からそんな要請が来ただけでも画期的なことです。
<びり江>
今夜はいよいよ朝まで生太田ですね!
ほぼ標準で録ってツメ折ります。
<太田>
今夜ご覧になる方は、田原 総一朗氏による
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/column/tahara/080529_61st/
が必読です。
意見にわたる部分については、必ずしも同意できませんが・・。
ところで、今度出演する「スカイパーフェクTV!241Ch. 日本文化チャンネル桜」の番組のあらましが分かったので、どうぞ。
このチャンネルで私が前回出た時よりも、また、今夜私が生出演するテレ朝の「朝生」よりも面白い内容になる予感がします。
記
タイトル:「闘論!倒論!討論!2008 日本よ、今...」
テーマ:「どうなる!?東アジア軍事情勢」(仮題)
四川大地震等、激動の中国の今後を見ながら、東アジアおよび
米国、ロシア等の軍事情勢について議論します。
放送予定日:
前半 6月5日(木曜日)夜8時〜9時30分
後半 6月6日(金曜日)夜9時〜10時00分
スカイパーフェクTV!241Ch. 日本文化チャンネル桜
パネリスト:
潮 匡人(評論家)
太田述正(元防衛庁審議官)
川村純彦(川村研究所所長元海将補)
佐藤 守(軍事評論家・元空将)
西尾幹二(評論家)
西部 邁(評論家)
田代秀敏(大和総研主任研究員)
司 会:
水島 総(日本文化チャンネル桜 代表)
鈴木邦子(桜プロジェクト キャスター)
ついでに、シャロン騒動(コラム#2576)の続編をどうぞ。
「--シャロンが地震発言で謝罪、中国国民の非難続く--
その謝罪文では、「私の誤った発言で中国人に悲しみと怒りを与えたことを、深くお詫びします」と述べ、積極的に救援活動に参加したいとも語ったということです。しかし、この謝罪に対して、中国の一般市民は「謝っても許せない」「謝罪は受け入れられない」などと述べ、非難は止みそうにもありません。」(
http://j.peopledaily.com.cn/2008/05/30/jp20080530_88992.html)
最後に、千葉氏が私を訴えていた例の裁判の東京地裁判決が本日下され、私が勝訴しました。
ただし、彼が控訴すれば、裁判は続きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本日期限がくる有料読者で継続を考えておられてまだ会費を納めていない方は、ご連絡下さい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
太田述正コラム#2579(2008.5.30)
<中共体制崩壊の始まり?(続々)(その2)>
→非公開
太田述正コラム#2510(2008.4.26)
<シリア北朝鮮核コネクション>(2008.5.30公開)
1 始めに
米国政府が24日に発表した、シリアと北朝鮮の核コネクション情報は大変な反響を呼んでいます。
公開された動画(
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/video/2008/04/24/VI2008042403257.html?sid=ST2008042501916
。4月26日アクセス)は滅法面白いですね。
英語ができない方でも、一見の価値があるかも。
今回は、この米国政府の発表をめぐる諸問題を取り上げたいと思います。
2 米国政府の発表をめぐって
(1)発表内容
米国政府は1997年頃からシリアと北朝鮮が秘密のプロジェクトで協力を始めたことを探知していた。
2001年に、シリアの砂漠の中のアル・キバール(Al Kibar)地区のユーフラテス河畔で施設の建設が始まる前に北朝鮮からヨンビョンの核施設から上級係官達が何度もシリアを訪問していた。
シリアと北朝鮮の核関係高官(北朝鮮はChon Chibuという、6カ国協議に出席したこともある人物)が一緒に写っている写真もある。
建設現場で撮影された写真のおかげもあり、昨年になって、建設されているのが、プルトニウムを生み出すガス冷却式黒煙制御原子炉(gas-cooled, graphite-moderate reactor)であり、それが過去35年間、北朝鮮以外によっては建設されたことがないタイプの原子炉であって、ヨンビョンの原子炉とそっくりであることが分かった。
この原子炉は、発電するためのものではないし、研究目的にも不適だ。
黙ってこのような原子炉を建設するのは、シリアにとっても北朝鮮にとっても条約違反だ。
イスラエルは、建設が終わったばかりのこの原子炉を昨年9月6日に空爆して破壊した。
その後シリアは、北朝鮮の協力を得つつ隠蔽工作を開始するとともに、10月10日には施設の残骸を爆破した。もっともそのため、シリアが隠蔽したかった原子炉関係の設備が露出する結果になった。
→上空から撮った写真はともかく、建設現場で撮った写真が何枚も出てきたのには驚いた。恐らくイスラエルの諜報員が撮影したものだろうが、恐るべき諜報能力だ。嗤ってしまったのは、シリアが、ヨンビョンの原子炉そっくりの外観の原子炉建屋をつくってから、それを更に大きな建屋で覆って隠すという欺騙工作をやっていたことだ。(太田)
(2)専門家の意見
核査察の専門家達の意見は、ヨンビョンの原子炉は英国の原子炉をベースに改変を加えられてつくられたものであり、後者についての情報はかつて容易に得られたとはいえ、シリアの原子炉がヨンビョンのそれに酷似していることから、北朝鮮の協力の下でこのシリアの原子炉がつくられたことにほぼ間違いがないというものです。
ただし彼らは、シリアが核燃料(ウラン)をどこからか入手していた証拠があるのか、プルトニウム分離施設ないし使用済み核燃料再処理施設が周辺に見あたらないのはどういうわけか、シリアに核兵器化計画があったという証拠があるのか、といった疑問を投げかけています。
実際、米CIAも、シリアにまともな核兵器化計画が存在した可能性は低いことを率直に認めています。
どうも、シリアは分不相応で高価なオモチャを欲しがって後先のことを考えずにそのオモチャを買ってしまった子供のような印象を受けます。
北朝鮮はそんなシリアにつけ込んで大金を稼いだに相違ありません。
(3)イスラエルによる空爆
今回の米国政府による発表を受け、国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ(Mohamed ElBaradei)事務局長は、米国がこれまで長期にわたって本件について情報開示をしなかったことを批判するとともに、再度、イスラエルがシリアの原子炉を破壊したことに対し、果たして本当にシリアが原子炉を建設したのかをIAEAが検証することを不可能にした、とイスラエルを批判しました。
どうやら、米国はイスラエルに対し、本件を公表し、IAEAも巻き込む形で外交的にシリアに圧力をかけることを提案したらしいのですが、イスラエルは、これは自国に対する安全保障上の差し迫った脅威であり、核燃料が装てんされたり再処理される前に原子炉を破壊すべきであると主張し、IAEA、つまりは国連を話を持ち込んでも、イランの例を見ても何の助けにもならないとして、空爆に踏み切ったということのようです。
(4)発表のタイミング
空爆後もイスラエルが本件について沈黙を保ったのは、シリアを必要以上に刺激したくなったからであると考えられています。
それが功を奏したか、このところ、トルコを仲介に、イスラエルが、ゴラン高原のシリアへの返還を含みに、シリアと鋭意国交正常化交渉を行っているとの報道がなされています(この部分、典拠省略)。
米国まで沈黙を保ってきたのは、米国政府部内の対北朝鮮タカ派とハト派の抗争が続いていたからであるとされています。
また、米国がこのタイミングで本件について発表したのは、北朝鮮と米国が本件を指摘することに北朝鮮は異を唱えない(=acknowledgeする)が、その代わり米国は北朝鮮をテロ国家リストから削除する、というラインで両国間で合意ができたことに加えて、テロ支援国家リストから削除するためには北朝鮮がそれまでの6ヶ月間にこのリストに載っている第三国を支援していないことが必要であるところ、上記空爆後に北朝鮮がシリアの隠蔽工作に協力してから丁度6ヶ月経過したからである、という理由が挙げられています。
しかし、私がそうは考えていないことはご承知のとおりです。
(5)米議会の反応
この発表に対する米議会の反応は、ブッシュ政権がこんなとんでもないことをしでかす北朝鮮に宥和政策をとっているとは何事だ、そもそもブッシュ政権の情報開示は遅すぎるし不十分であるとして、与党の共和党を中心に極めて厳しいものがあります。
ですから現状のままでは、仮にブッシュ政権が、北朝鮮に経済援助を再開しようとしたり、北朝鮮をテロ支援国家リストから削除しようとしても、米議会がカネの支出を認めず、また削除措置に同意を与えない可能性が大です。
しかし、発表すればこんな結果になることは分かりきっていたことです。
ブッシュ大統領は、北朝鮮に期待を抱かせてはその期待を裏切る、ということを繰り返してきており、大統領としての任期末が迫ってきた現在、これまでの、金正日をなぶりものにする対北朝鮮政策の総仕上げの時期がやってきたと思っているのではないでしょうか。
しかしまだ、金正日としては、ブッシュに完全にコケにされていることを認めたくはないのでしょう。
シリアがただちに、今回の米国政府による発表は、対イラク戦の前のフセイン政権の核計画の存在についての米国政府による発表同様の、完全なでっちあげであると激しく米国を非難したというのに、北朝鮮は、米国政府との「合意」を守り、沈黙を保っています。
3 終わりに
これで北朝鮮は、2005年の6カ国協議合意を完全に履行し、あらゆる核計画についての情報開示とその廃棄を行う以外に方法はなくなりました。
それをすれば、金正日は完全に国内的にも権威を失墜し事実上の体制変革がもたらされることでしょうし、それをしなければ、大飢饉とそれに引き続く経済破綻によって体制崩壊がもたらされることでしょう。
北朝鮮のパトロンである中共は、オリンピック開催を控え、全世界の冷たい視線に晒されており、こんな金正日に積極的に救いの手を差し伸べる余裕などありません。
また、韓国の新政権はブッシュ政権以上に厳しい対北朝鮮政策に切り替えています。
今頃金正日がどんな顔をしているのか見たいものです。
(以上、
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/04/24/AR2008042402382_pf.html
(4月25日アクセス)、
http://www.time.com/time/world/article/0,8599,1735013,00.html、
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/04/25/AR2008042503007_pf.html、
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/04/25/AR2008042500825_pf.html
http://www.euro2day.gr/ftcom_en/126/articles/316278/ArticleFTen.aspx、
http://us.ft.com/ftgateway/superpage.ft?news_id=fto042520081701310848
(いずれも4月26日アクセス)による。)
<シリア北朝鮮核コネクション>(2008.5.30公開)
1 始めに
米国政府が24日に発表した、シリアと北朝鮮の核コネクション情報は大変な反響を呼んでいます。
公開された動画(
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/video/2008/04/24/VI2008042403257.html?sid=ST2008042501916
。4月26日アクセス)は滅法面白いですね。
英語ができない方でも、一見の価値があるかも。
今回は、この米国政府の発表をめぐる諸問題を取り上げたいと思います。
2 米国政府の発表をめぐって
(1)発表内容
米国政府は1997年頃からシリアと北朝鮮が秘密のプロジェクトで協力を始めたことを探知していた。
2001年に、シリアの砂漠の中のアル・キバール(Al Kibar)地区のユーフラテス河畔で施設の建設が始まる前に北朝鮮からヨンビョンの核施設から上級係官達が何度もシリアを訪問していた。
シリアと北朝鮮の核関係高官(北朝鮮はChon Chibuという、6カ国協議に出席したこともある人物)が一緒に写っている写真もある。
建設現場で撮影された写真のおかげもあり、昨年になって、建設されているのが、プルトニウムを生み出すガス冷却式黒煙制御原子炉(gas-cooled, graphite-moderate reactor)であり、それが過去35年間、北朝鮮以外によっては建設されたことがないタイプの原子炉であって、ヨンビョンの原子炉とそっくりであることが分かった。
この原子炉は、発電するためのものではないし、研究目的にも不適だ。
黙ってこのような原子炉を建設するのは、シリアにとっても北朝鮮にとっても条約違反だ。
イスラエルは、建設が終わったばかりのこの原子炉を昨年9月6日に空爆して破壊した。
その後シリアは、北朝鮮の協力を得つつ隠蔽工作を開始するとともに、10月10日には施設の残骸を爆破した。もっともそのため、シリアが隠蔽したかった原子炉関係の設備が露出する結果になった。
→上空から撮った写真はともかく、建設現場で撮った写真が何枚も出てきたのには驚いた。恐らくイスラエルの諜報員が撮影したものだろうが、恐るべき諜報能力だ。嗤ってしまったのは、シリアが、ヨンビョンの原子炉そっくりの外観の原子炉建屋をつくってから、それを更に大きな建屋で覆って隠すという欺騙工作をやっていたことだ。(太田)
(2)専門家の意見
核査察の専門家達の意見は、ヨンビョンの原子炉は英国の原子炉をベースに改変を加えられてつくられたものであり、後者についての情報はかつて容易に得られたとはいえ、シリアの原子炉がヨンビョンのそれに酷似していることから、北朝鮮の協力の下でこのシリアの原子炉がつくられたことにほぼ間違いがないというものです。
ただし彼らは、シリアが核燃料(ウラン)をどこからか入手していた証拠があるのか、プルトニウム分離施設ないし使用済み核燃料再処理施設が周辺に見あたらないのはどういうわけか、シリアに核兵器化計画があったという証拠があるのか、といった疑問を投げかけています。
実際、米CIAも、シリアにまともな核兵器化計画が存在した可能性は低いことを率直に認めています。
どうも、シリアは分不相応で高価なオモチャを欲しがって後先のことを考えずにそのオモチャを買ってしまった子供のような印象を受けます。
北朝鮮はそんなシリアにつけ込んで大金を稼いだに相違ありません。
(3)イスラエルによる空爆
今回の米国政府による発表を受け、国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ(Mohamed ElBaradei)事務局長は、米国がこれまで長期にわたって本件について情報開示をしなかったことを批判するとともに、再度、イスラエルがシリアの原子炉を破壊したことに対し、果たして本当にシリアが原子炉を建設したのかをIAEAが検証することを不可能にした、とイスラエルを批判しました。
どうやら、米国はイスラエルに対し、本件を公表し、IAEAも巻き込む形で外交的にシリアに圧力をかけることを提案したらしいのですが、イスラエルは、これは自国に対する安全保障上の差し迫った脅威であり、核燃料が装てんされたり再処理される前に原子炉を破壊すべきであると主張し、IAEA、つまりは国連を話を持ち込んでも、イランの例を見ても何の助けにもならないとして、空爆に踏み切ったということのようです。
(4)発表のタイミング
空爆後もイスラエルが本件について沈黙を保ったのは、シリアを必要以上に刺激したくなったからであると考えられています。
それが功を奏したか、このところ、トルコを仲介に、イスラエルが、ゴラン高原のシリアへの返還を含みに、シリアと鋭意国交正常化交渉を行っているとの報道がなされています(この部分、典拠省略)。
米国まで沈黙を保ってきたのは、米国政府部内の対北朝鮮タカ派とハト派の抗争が続いていたからであるとされています。
また、米国がこのタイミングで本件について発表したのは、北朝鮮と米国が本件を指摘することに北朝鮮は異を唱えない(=acknowledgeする)が、その代わり米国は北朝鮮をテロ国家リストから削除する、というラインで両国間で合意ができたことに加えて、テロ支援国家リストから削除するためには北朝鮮がそれまでの6ヶ月間にこのリストに載っている第三国を支援していないことが必要であるところ、上記空爆後に北朝鮮がシリアの隠蔽工作に協力してから丁度6ヶ月経過したからである、という理由が挙げられています。
しかし、私がそうは考えていないことはご承知のとおりです。
(5)米議会の反応
この発表に対する米議会の反応は、ブッシュ政権がこんなとんでもないことをしでかす北朝鮮に宥和政策をとっているとは何事だ、そもそもブッシュ政権の情報開示は遅すぎるし不十分であるとして、与党の共和党を中心に極めて厳しいものがあります。
ですから現状のままでは、仮にブッシュ政権が、北朝鮮に経済援助を再開しようとしたり、北朝鮮をテロ支援国家リストから削除しようとしても、米議会がカネの支出を認めず、また削除措置に同意を与えない可能性が大です。
しかし、発表すればこんな結果になることは分かりきっていたことです。
ブッシュ大統領は、北朝鮮に期待を抱かせてはその期待を裏切る、ということを繰り返してきており、大統領としての任期末が迫ってきた現在、これまでの、金正日をなぶりものにする対北朝鮮政策の総仕上げの時期がやってきたと思っているのではないでしょうか。
しかしまだ、金正日としては、ブッシュに完全にコケにされていることを認めたくはないのでしょう。
シリアがただちに、今回の米国政府による発表は、対イラク戦の前のフセイン政権の核計画の存在についての米国政府による発表同様の、完全なでっちあげであると激しく米国を非難したというのに、北朝鮮は、米国政府との「合意」を守り、沈黙を保っています。
3 終わりに
これで北朝鮮は、2005年の6カ国協議合意を完全に履行し、あらゆる核計画についての情報開示とその廃棄を行う以外に方法はなくなりました。
それをすれば、金正日は完全に国内的にも権威を失墜し事実上の体制変革がもたらされることでしょうし、それをしなければ、大飢饉とそれに引き続く経済破綻によって体制崩壊がもたらされることでしょう。
北朝鮮のパトロンである中共は、オリンピック開催を控え、全世界の冷たい視線に晒されており、こんな金正日に積極的に救いの手を差し伸べる余裕などありません。
また、韓国の新政権はブッシュ政権以上に厳しい対北朝鮮政策に切り替えています。
今頃金正日がどんな顔をしているのか見たいものです。
(以上、
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/04/24/AR2008042402382_pf.html
(4月25日アクセス)、
http://www.time.com/time/world/article/0,8599,1735013,00.html、
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/04/25/AR2008042503007_pf.html、
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/04/25/AR2008042500825_pf.html
http://www.euro2day.gr/ftcom_en/126/articles/316278/ArticleFTen.aspx、
http://us.ft.com/ftgateway/superpage.ft?news_id=fto042520081701310848
(いずれも4月26日アクセス)による。)
2008年05月29日
太田述正コラム#2576(2008.5.29)
<皆さんとディスカッション(続x148)>
<kaiware>
>橋下氏は、中長期的に大阪府の教職員や警察職員の質が落ちてもよい、つまりはその分大阪府の公教育の質や治安状況が悪化してもよいと判断しているということになるはず
給与引き下げ=教職員・警察職員の質低下、という発想に違和感を覚えますね。
ちなみに夕張市職員も給与を引き下げられたはずですが、業務の質が低下したのでしょうか?
府の財政を立て直そうとしている時に、僅か1割程度給料を引き下げられただけで、勤務意欲を失い教育の質や治安状況悪化を良しとするほど自分の職務にプライドの無い者には、早く辞めてもらった方が良いとさえ思いますね。
<osa>
大阪は、中小企業が多いので、年収600万も府庁職員がもらっている事への、反感は大きいと思います。リストラ、倒産もない職場で、それだけ高級取りじゃあ民間企業でまじめに働いている人は、馬鹿らしくなります。大阪府警の給与が高いのも、以前から有名ですからね。
<ライサ>
初めて投稿いたします。
コラム#2574の件での<kaiware>さんと<読者A> さんのご意見は、当然いや自然だと思います。
>客観的基準に基づいて給与水準が設定されることであり…
貴方はご存じの上でわざと言っているのだと思いますが、この「客観的基準」の取り方に問題があれば、それを尺度には出来ませんよね。つまり、めちゃくちゃな物差しで長さは測れませんよね。
>そうではなくて、あくまでも緊急避難的に給与水準を下げるのだというのであ
れば、「期限を設定」すべきでしょうが、そんな話も聞こえてはきません
寡聞にして承知しておりませんが、「緊急避難的に給与水準を下げるのだ…」と彼が言ったのでしょうか。
現に問題となり国会で弄ばれ、迷惑を受けたのは国 民だけという暫定税率の問題などを見ると、暫定とか期限とかを設けるのは小手先のごまかしに過ぎないことを示しています。用は期限を設けないのはおかしい とか言う、いわゆる難癖やいちゃもんの類に過ぎないように聞こえます。
>恣意的、かつ恒久的に給与水準を下げられた上、将来また同じことが繰り返される懼れすらある…
恣意的かどうかは分かりませんので触れませんが、本来の「恣意」の意味合いから言うと、この件は当てはまらないような気がします。「恒久的」とか「将来…」とかは太田さんが勝手に思いこんでいるだけでは無いでしょうか。その懼れはあるかも知れませんが、それは逆に言うと無いかも知れないとも言えます。 しかしながら太田さんが「懼れすらあるとなると…」と、自ら言及するのは、その可能性が高い、つまり大阪府は将来的にじり貧状態になる懼れが有ると貴方自 身が認めていることになりませか。もしそれを認めているのなら、現在多少乱暴であっても、抜本的に改革しようと模索していることをあまり非難の対象にするべきではないのではないでしょうか。それとも、何か建設的なご意見をお持ちなのでしょうか。
>教職員や警察職員が過剰であるということではなさそうですから、やや乱暴に申し上げれば、橋下氏は、中長期的に大阪府の教職員や警察職員の質が落ちてもよい、つまりはその分大阪府の公教育の質や治安状況が悪化してもよいと判断しているということになるはずです。
非常に短絡的に、給与と責任感などの結びつきを、結果を予想しながら決めつけておられますが、給与水準が下がると、いわゆる一般的な責任感や義務感を放棄 もしくは低下すると言うことを仰っているようで、あまりにも、ひどすぎるし、乱暴です。「やや乱暴」ではありません。貴方がいつも仰っている、その様な証 拠つまり典拠があるのでしょうか、そう言う考え方が浮かんでくるのは、貴方の今まで生きてきた職場や、交友範囲の方々は、皆そうだったからそういう風にし か考えられないのでしょうか、それとも貴方自身がそうなのでしょうか、私は、貴方はその様なことで、いわゆる手抜きやさぼり、怠惰…をする方とは思ってお りませんが…やはりエリート公務員としてしか世の中を見てこなかった方の限界かもかとも思います。
最後の文はまるで国民全体に対する恫喝みたいですね。
これでは、給与が下がったら、学生・生徒・園児等は今より質が落ちたり、火事になっても、救急を呼んでも頼れないし、自衛官の給与が下がったら、きっと貴 方の元職場の同僚の方達は、日本どころか、国民?をも守ってくれなくなると言う結論になりますね。公務員の給与は絶対に下げられませんね。
いろいろ失礼を申し上げましたが、私は貴方の生き方を尊敬しておりますし、ご活躍を願っております。「朝生」頑張ってください。
<一読者>
http://www.youtube.com/watch?v=klrXLNarK88&feature=related
大阪府職員の人件費は本給に諸手当をふくめると月額で全国7位であり、ラスパイレスとはまったく異なる実態があらわれるそうです。
まあ、すばらしく頭のいい太田さんは当然この程度の知識をもったうえで自論を展開なさっているのでしょうが、参考までに。
<大阪の川にゃ>
--4年後の橋下知事の対立候補は太田さん(故郷の三重は広義の近畿)? --
1、経験上言わせてもらえば、能力の低い高給の高齢教員が、2割くらい大阪の公立の小中学校にはいましたよ。そういうのを辞めさせましょう。人件費が浮きます。
2、コラムニストの勝谷誠彦氏によると、胡主席警備のために大阪のホテルの近辺にいた警察官が、チベットの旗を鞄の中に持っていた70歳の女性を2時間も拘束したようです。他にも色々あったようです。なあんだ、警官もあまってるんですね。
http://www.mbs1179.com/katu/ (5月11日放送分)
さらに、減らした警官の代替を、ロンドンのように街頭のビデオにさせましょう。
http://www.secu354.co.jp/cpted/cpted2.htm
凶悪犯への抑止策として拳銃の使用基準も下げましょう。
3、それに、橋下知事の対立候補が、民主党小沢一郎推薦のあの阪大教授でしたから。覚えておられますか?あの電子工学の専門家。今、名前を思い出そうとしても浮かんできません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/2008%E5%B9%B4%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%BA%9C%E7%9F%A5%E4%BA%8B%E9%81%B8%E6%8C%99
あの先生は上から目線の傲慢さと、組合擁護、同和ばらまき政策、根拠を提示しない所得激増策で、ひんしゅくを買ってました。
Better is the best !
<ケンスケ2>
大阪の家賃や物価の中で、全国平均より下の給与で生活するとなると、既に現職の人は仕方なくしがみつくとしても、若い人や、これから就職する人はそんな仕事は選びませんね。
従って相当の資質の低下は覚悟する必要があります。
勿論質を重視して定員割れを放置する手もありますが。
しかしそうなれば更に多くの人が、組織の蛸壺に立てこもって出てこなくなるでしょうね。
とても責任のとれるだけの体制ではなくなるのですから。
大阪でひったくりや強盗犯を引き受けてくれれば、隣接の県としては助かるかも知れません。私は兵庫県に住んでいますので。
とりあえずあちらの方が取締りが緩いと言うことになれば、犯行はあちらに集中することになると思いますから。
大阪全体が西成化するのかも。
警察署の方が檻の中に逃げ込んでいますから。あそこでは。
町中が小便臭くて、警察署の目の前でシャブの取引が行われていますよね。
町に駐車されている車が、元の持ち主が使用している状態のまま売約契約が成立し、その夜の内に盗まれてナンバーを付け替えられて、購入者に引き渡されていますよ。あの町では。
大阪全体がそうなれば、誰も新車を買う人はいなくなるでしょうね。
盗難車を堂々と乗り回せるのですから。
あの町では夜、売春婦以外には、女性の姿は見かけませんよね。
その方が良いのかも知れませんが。
<遠江人>
結局のところ民間給与に比べて公務員の平均年収は高いか低いかが肝ですよね?
公務員の平均年収857万円!! 平均年齢40歳弱くらいでしょうか。
アナタの会... - Yahoo!知恵袋
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail.php?queId=1831306
上記サイト(Yahoo!知恵袋)ですが、公務員の平均年収は高いと思いませんか?という質問に対して賛否両論の回答があって面白いですよ。
公務員 - Yahoo!知恵袋
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1310342803
こちらもYahoo!知恵袋ですが、参考になりそうな発言があったので以下に抜粋します。
「大原則として公務員の給与は高すぎず安すぎずということになってます。
おっしゃるとおり中小企業を無視した計算をしていますので、中小企業よりは高めになりますが、そのかわり公務員倫理規定などの制約がある上、公務専念義務があり副業が認められません。脱税も不法行為もできませんし(やってるのもいますがクビになり ます)、自分のしたい仕事もなかなかできません。主任以上の役職が付くと時間外手当も出ません。賞与は出てるけど残業はほとんどの公務員がサービス残業し てますよ。公務員の多くが定時退庁しているというのは幻想です。
主要国に比べ日本はこれでも公務員の数は少ないほうです。
それでもさらに減らしてます。民間でできることは民間で。本省でも、雑務などのほうは臨時職員やアルバイトを既に使っています(当然賞与はありませんし、 勤続期間にも制約があります)。たとえば「国土交通省」と書かれた国有財産の除雪車や道路パトロールカーに乗っている人間は公務員ではありません。郵便局 のトラックを運転しているのも受託した民間企業の社員です。国の仕事のかなりの部分が既に民間人がやっています。 公務の実行性や守秘義務、中立性等考えると、もう半分アルバイトにしたらはっきりいって仕事動かないとおもいますよ。というか、アルバイトすらみつからないかも。
「それ以上のことはできない」という縛りの中にいる以上、一定の報酬がなければ公務員のなり手がいなくなります。夕張市は来年度から給与を下げることになったため、市職員の大半が辞めて行っているのが現実です。」
<太田>
私はあくまでも論理的な一般論を申し上げたつもりですが、太田批判5対「評価」2じゃ多勢に無勢ですねえ。
太田批判の5人の方が全員大阪人とは限らないけど、橋下人気すごいなあ。いまだに共産党が力を持ってるし、かつて横山ノックを知事にいただいていたし、私を初めてテレビに引っ張り出してくれたし、大阪人のメンタリティーってまことにユニークですね。特に皆さん公務員が大っ嫌いなようで・・。ま、報道で知る限り、確かに大阪「市」の職員の勤務ぶりは困ったものですが。
数年後、この5人の方々のご見解がどうなっているか楽しみです。
補足ですが、「中長期的」とは、「ケンスケ2」さんが正しく受け止めておられるように「新しく大阪府の職員になる人」のことですし、「緊急避難的措置」とは、単に「恒久的措置ではない」の意味ですので、ご注意下さい。
なお、仮に「大阪の川にゃ」さんのご指摘が正しいとすると、大阪府の警察職員の採用数をしぼって中長期的にその数を減らすのが本筋であり、給与大幅カットは筋悪では?
<コバ>
国家公務員制度改革基本法案が自民、公明、民主の賛成で可決されました(
http://fnn.fujitv.co.jp/news/headlines/articles/CONN00133650.html
)。
この法案が可決されたことで何か日本にとってプラスになることはあるのでしょうか?
政権交代によって日本の政官業の腐敗した癒着関係をぶっ壊し、米国のエージェントたる官僚機構、自民党をぶっ壊すことで日本は自立を模索しなければならないと思うのですが…。
<太田>
幹部国家公務員の人事を一元化したことや政官接触の記録を作成することにしたことは前進ですが、天下り禁止に踏み込まなかった以上、この法案の意義は大きいものではありません。
<コバ>
週刊新潮に、チェ・ゲバラの長女、アレイダ・ゲバラさんが広島の原爆ドームを訪れた記事が載っていましたが、チェ・ゲバラ は広島で、「こんなにまでされてなお、君たちは米国の言いなりになるのか」と語ったそうです。共産主義革命家の言葉とはいえ、日本人として心に痛く染み入る言葉です。
日本が米国に対して軍事面をめぐっては面従腹背をしているのは、米国への怒りを心の内に秘めた、縄文人的な怒りの現れなのでしょうか?
<太田>
そんな高級な話ではありますまい。
縄文人は、軍事に関心がないし嫌いなので、軍事面での米国の指示には従ったふりをしてごまかしているというところでしょう。
<コバ>
日豪間の自由貿易協定をめぐって、日本が農産物をその対象外にしようとしていることについて、豪州で日本を非難する声があるようです(
http://news.jams.tv/jlog/view/id-4065
)。
しかし北海道などでは、日豪自由貿易協定が締結され、農産物の関税が撤廃されれば、北海道の農業は壊滅的打撃を受けると危惧されています(
http://blog.m.livedoor.jp/noumin1978/c.cgi?id=50391199
)。
太田さんは地方は農林業、水産業、観光業などで活性化を図るべきとコラムに書いていたと思いますが、日本の農業は豪州などの大農業国家と自由貿易で渡り合えるものでしょうか?
この前のコラムにあった新日本様式なども通用しない、とても覆せない物量の差があると思うのですが…。
<太田>
健康志向や(和牛に象徴されるような)高級志向(
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080521-00000011-maiall-soci
。5月29日アクセス)を心がければ、日本の農水産業も十分国際競争力を持てますよ。
<読者>
コラム#2506を読みました。
話題から反れて申し訳ないですが、太田さんは難しい漢字表現をよく御存知ですね。私なんぞ足元にも及びません。意識して勉強されたのでしょうか?因みに漢字検定などは受けられていますか?
<太田>
例えば、コラム#2506に出てくる「宿痾」のことを言っておられるのでしょうか。
高校時代まで、随分小説類は読みましたが、特段漢字表現を「意識して勉強」したことも、「漢字検定など」を受けたこともありません。
日本語のことは置いておいて、英語について申し上げれば、英語力の過半は単語力だと思います。単語を並べ立てれば何とか会話相手に意思は通じる一方、キーとなる単語一つが分からないだけで、センテンス全体が、悪くすると段落全体が分からなくなってしまうからです。
<太田>
米女優のシャロン・ストーン(Sharon Stone)が、「私の良いお友達であるダライ・ラマに良くないことをしている(not nice)中共で開かれるオリンピックにどう関わるべきか、私は思案にくれていた。そこに今回の地震があってご存じのようなことになった。そこで私は考えたのだけれど、これは、良くないことをしていると悪いことが起こる、という業(karuma)だわ、と。」
当然のことながら、この映像がユーチューブで流れると、香港の映画人を含め、支那人のネチズン達はストーンをぶっ叩き始めました。
(以上、
http://film.guardian.co.uk/news/story/0,,2282466,00.html
(5月29日アクセス)による。)
ところで、四川省大震災に関連し、
http://www.asahi.com/international/update/0528/TKY200805280336.html、
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080529-OYT1T00147.htm
(どちらも5月29日アクセス)に基づき、昨夜のコラム#2575(未公開)を次のように訂正します。(コラム#2569も訂正が必要。)
「綿竹(Mianzhu)県福信(Fuxin)市の、庶民を対象とする福信第2小学校」→「徳陽(Deyang)市綿竹(Mianzhu)地区の、庶民を対象とする富新(Fuxin)第2小学校」、
「綿竹県の中心である徳陽(Deyang)市」→「綿竹地区の上部機関にあたる徳陽市」、
「綿竹県の共産党書記(ナンバーワン)のJiang Guohua(男性)が現れ」→「綿竹地区の共産党書記(ナンバーワン)の蒋国華(Jiang Guohua)(男性)が現れ」、
「都江堰(Dujiangyan)市のJuyuan中学校」→「都江堰(Dujiangyan)市の聚源(Juyuan)中学校」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
太田述正コラム#2577(2008.5.29)
<竹山道雄抄>
→非公開
<皆さんとディスカッション(続x148)>
<kaiware>
>橋下氏は、中長期的に大阪府の教職員や警察職員の質が落ちてもよい、つまりはその分大阪府の公教育の質や治安状況が悪化してもよいと判断しているということになるはず
給与引き下げ=教職員・警察職員の質低下、という発想に違和感を覚えますね。
ちなみに夕張市職員も給与を引き下げられたはずですが、業務の質が低下したのでしょうか?
府の財政を立て直そうとしている時に、僅か1割程度給料を引き下げられただけで、勤務意欲を失い教育の質や治安状況悪化を良しとするほど自分の職務にプライドの無い者には、早く辞めてもらった方が良いとさえ思いますね。
<osa>
大阪は、中小企業が多いので、年収600万も府庁職員がもらっている事への、反感は大きいと思います。リストラ、倒産もない職場で、それだけ高級取りじゃあ民間企業でまじめに働いている人は、馬鹿らしくなります。大阪府警の給与が高いのも、以前から有名ですからね。
<ライサ>
初めて投稿いたします。
コラム#2574の件での<kaiware>さんと<読者A> さんのご意見は、当然いや自然だと思います。
>客観的基準に基づいて給与水準が設定されることであり…
貴方はご存じの上でわざと言っているのだと思いますが、この「客観的基準」の取り方に問題があれば、それを尺度には出来ませんよね。つまり、めちゃくちゃな物差しで長さは測れませんよね。
>そうではなくて、あくまでも緊急避難的に給与水準を下げるのだというのであ
れば、「期限を設定」すべきでしょうが、そんな話も聞こえてはきません
寡聞にして承知しておりませんが、「緊急避難的に給与水準を下げるのだ…」と彼が言ったのでしょうか。
現に問題となり国会で弄ばれ、迷惑を受けたのは国 民だけという暫定税率の問題などを見ると、暫定とか期限とかを設けるのは小手先のごまかしに過ぎないことを示しています。用は期限を設けないのはおかしい とか言う、いわゆる難癖やいちゃもんの類に過ぎないように聞こえます。
>恣意的、かつ恒久的に給与水準を下げられた上、将来また同じことが繰り返される懼れすらある…
恣意的かどうかは分かりませんので触れませんが、本来の「恣意」の意味合いから言うと、この件は当てはまらないような気がします。「恒久的」とか「将来…」とかは太田さんが勝手に思いこんでいるだけでは無いでしょうか。その懼れはあるかも知れませんが、それは逆に言うと無いかも知れないとも言えます。 しかしながら太田さんが「懼れすらあるとなると…」と、自ら言及するのは、その可能性が高い、つまり大阪府は将来的にじり貧状態になる懼れが有ると貴方自 身が認めていることになりませか。もしそれを認めているのなら、現在多少乱暴であっても、抜本的に改革しようと模索していることをあまり非難の対象にするべきではないのではないでしょうか。それとも、何か建設的なご意見をお持ちなのでしょうか。
>教職員や警察職員が過剰であるということではなさそうですから、やや乱暴に申し上げれば、橋下氏は、中長期的に大阪府の教職員や警察職員の質が落ちてもよい、つまりはその分大阪府の公教育の質や治安状況が悪化してもよいと判断しているということになるはずです。
非常に短絡的に、給与と責任感などの結びつきを、結果を予想しながら決めつけておられますが、給与水準が下がると、いわゆる一般的な責任感や義務感を放棄 もしくは低下すると言うことを仰っているようで、あまりにも、ひどすぎるし、乱暴です。「やや乱暴」ではありません。貴方がいつも仰っている、その様な証 拠つまり典拠があるのでしょうか、そう言う考え方が浮かんでくるのは、貴方の今まで生きてきた職場や、交友範囲の方々は、皆そうだったからそういう風にし か考えられないのでしょうか、それとも貴方自身がそうなのでしょうか、私は、貴方はその様なことで、いわゆる手抜きやさぼり、怠惰…をする方とは思ってお りませんが…やはりエリート公務員としてしか世の中を見てこなかった方の限界かもかとも思います。
最後の文はまるで国民全体に対する恫喝みたいですね。
これでは、給与が下がったら、学生・生徒・園児等は今より質が落ちたり、火事になっても、救急を呼んでも頼れないし、自衛官の給与が下がったら、きっと貴 方の元職場の同僚の方達は、日本どころか、国民?をも守ってくれなくなると言う結論になりますね。公務員の給与は絶対に下げられませんね。
いろいろ失礼を申し上げましたが、私は貴方の生き方を尊敬しておりますし、ご活躍を願っております。「朝生」頑張ってください。
<一読者>
http://www.youtube.com/watch?v=klrXLNarK88&feature=related
大阪府職員の人件費は本給に諸手当をふくめると月額で全国7位であり、ラスパイレスとはまったく異なる実態があらわれるそうです。
まあ、すばらしく頭のいい太田さんは当然この程度の知識をもったうえで自論を展開なさっているのでしょうが、参考までに。
<大阪の川にゃ>
--4年後の橋下知事の対立候補は太田さん(故郷の三重は広義の近畿)? --
1、経験上言わせてもらえば、能力の低い高給の高齢教員が、2割くらい大阪の公立の小中学校にはいましたよ。そういうのを辞めさせましょう。人件費が浮きます。
2、コラムニストの勝谷誠彦氏によると、胡主席警備のために大阪のホテルの近辺にいた警察官が、チベットの旗を鞄の中に持っていた70歳の女性を2時間も拘束したようです。他にも色々あったようです。なあんだ、警官もあまってるんですね。
http://www.mbs1179.com/katu/ (5月11日放送分)
さらに、減らした警官の代替を、ロンドンのように街頭のビデオにさせましょう。
http://www.secu354.co.jp/cpted/cpted2.htm
凶悪犯への抑止策として拳銃の使用基準も下げましょう。
3、それに、橋下知事の対立候補が、民主党小沢一郎推薦のあの阪大教授でしたから。覚えておられますか?あの電子工学の専門家。今、名前を思い出そうとしても浮かんできません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/2008%E5%B9%B4%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%BA%9C%E7%9F%A5%E4%BA%8B%E9%81%B8%E6%8C%99
あの先生は上から目線の傲慢さと、組合擁護、同和ばらまき政策、根拠を提示しない所得激増策で、ひんしゅくを買ってました。
Better is the best !
<ケンスケ2>
大阪の家賃や物価の中で、全国平均より下の給与で生活するとなると、既に現職の人は仕方なくしがみつくとしても、若い人や、これから就職する人はそんな仕事は選びませんね。
従って相当の資質の低下は覚悟する必要があります。
勿論質を重視して定員割れを放置する手もありますが。
しかしそうなれば更に多くの人が、組織の蛸壺に立てこもって出てこなくなるでしょうね。
とても責任のとれるだけの体制ではなくなるのですから。
大阪でひったくりや強盗犯を引き受けてくれれば、隣接の県としては助かるかも知れません。私は兵庫県に住んでいますので。
とりあえずあちらの方が取締りが緩いと言うことになれば、犯行はあちらに集中することになると思いますから。
大阪全体が西成化するのかも。
警察署の方が檻の中に逃げ込んでいますから。あそこでは。
町中が小便臭くて、警察署の目の前でシャブの取引が行われていますよね。
町に駐車されている車が、元の持ち主が使用している状態のまま売約契約が成立し、その夜の内に盗まれてナンバーを付け替えられて、購入者に引き渡されていますよ。あの町では。
大阪全体がそうなれば、誰も新車を買う人はいなくなるでしょうね。
盗難車を堂々と乗り回せるのですから。
あの町では夜、売春婦以外には、女性の姿は見かけませんよね。
その方が良いのかも知れませんが。
<遠江人>
結局のところ民間給与に比べて公務員の平均年収は高いか低いかが肝ですよね?
公務員の平均年収857万円!! 平均年齢40歳弱くらいでしょうか。
アナタの会... - Yahoo!知恵袋
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail.php?queId=1831306
上記サイト(Yahoo!知恵袋)ですが、公務員の平均年収は高いと思いませんか?という質問に対して賛否両論の回答があって面白いですよ。
公務員 - Yahoo!知恵袋
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1310342803
こちらもYahoo!知恵袋ですが、参考になりそうな発言があったので以下に抜粋します。
「大原則として公務員の給与は高すぎず安すぎずということになってます。
おっしゃるとおり中小企業を無視した計算をしていますので、中小企業よりは高めになりますが、そのかわり公務員倫理規定などの制約がある上、公務専念義務があり副業が認められません。脱税も不法行為もできませんし(やってるのもいますがクビになり ます)、自分のしたい仕事もなかなかできません。主任以上の役職が付くと時間外手当も出ません。賞与は出てるけど残業はほとんどの公務員がサービス残業し てますよ。公務員の多くが定時退庁しているというのは幻想です。
主要国に比べ日本はこれでも公務員の数は少ないほうです。
それでもさらに減らしてます。民間でできることは民間で。本省でも、雑務などのほうは臨時職員やアルバイトを既に使っています(当然賞与はありませんし、 勤続期間にも制約があります)。たとえば「国土交通省」と書かれた国有財産の除雪車や道路パトロールカーに乗っている人間は公務員ではありません。郵便局 のトラックを運転しているのも受託した民間企業の社員です。国の仕事のかなりの部分が既に民間人がやっています。 公務の実行性や守秘義務、中立性等考えると、もう半分アルバイトにしたらはっきりいって仕事動かないとおもいますよ。というか、アルバイトすらみつからないかも。
「それ以上のことはできない」という縛りの中にいる以上、一定の報酬がなければ公務員のなり手がいなくなります。夕張市は来年度から給与を下げることになったため、市職員の大半が辞めて行っているのが現実です。」
<太田>
私はあくまでも論理的な一般論を申し上げたつもりですが、太田批判5対「評価」2じゃ多勢に無勢ですねえ。
太田批判の5人の方が全員大阪人とは限らないけど、橋下人気すごいなあ。いまだに共産党が力を持ってるし、かつて横山ノックを知事にいただいていたし、私を初めてテレビに引っ張り出してくれたし、大阪人のメンタリティーってまことにユニークですね。特に皆さん公務員が大っ嫌いなようで・・。ま、報道で知る限り、確かに大阪「市」の職員の勤務ぶりは困ったものですが。
数年後、この5人の方々のご見解がどうなっているか楽しみです。
補足ですが、「中長期的」とは、「ケンスケ2」さんが正しく受け止めておられるように「新しく大阪府の職員になる人」のことですし、「緊急避難的措置」とは、単に「恒久的措置ではない」の意味ですので、ご注意下さい。
なお、仮に「大阪の川にゃ」さんのご指摘が正しいとすると、大阪府の警察職員の採用数をしぼって中長期的にその数を減らすのが本筋であり、給与大幅カットは筋悪では?
<コバ>
国家公務員制度改革基本法案が自民、公明、民主の賛成で可決されました(
http://fnn.fujitv.co.jp/news/headlines/articles/CONN00133650.html
)。
この法案が可決されたことで何か日本にとってプラスになることはあるのでしょうか?
政権交代によって日本の政官業の腐敗した癒着関係をぶっ壊し、米国のエージェントたる官僚機構、自民党をぶっ壊すことで日本は自立を模索しなければならないと思うのですが…。
<太田>
幹部国家公務員の人事を一元化したことや政官接触の記録を作成することにしたことは前進ですが、天下り禁止に踏み込まなかった以上、この法案の意義は大きいものではありません。
<コバ>
週刊新潮に、チェ・ゲバラの長女、アレイダ・ゲバラさんが広島の原爆ドームを訪れた記事が載っていましたが、チェ・ゲバラ は広島で、「こんなにまでされてなお、君たちは米国の言いなりになるのか」と語ったそうです。共産主義革命家の言葉とはいえ、日本人として心に痛く染み入る言葉です。
日本が米国に対して軍事面をめぐっては面従腹背をしているのは、米国への怒りを心の内に秘めた、縄文人的な怒りの現れなのでしょうか?
<太田>
そんな高級な話ではありますまい。
縄文人は、軍事に関心がないし嫌いなので、軍事面での米国の指示には従ったふりをしてごまかしているというところでしょう。
<コバ>
日豪間の自由貿易協定をめぐって、日本が農産物をその対象外にしようとしていることについて、豪州で日本を非難する声があるようです(
http://news.jams.tv/jlog/view/id-4065
)。
しかし北海道などでは、日豪自由貿易協定が締結され、農産物の関税が撤廃されれば、北海道の農業は壊滅的打撃を受けると危惧されています(
http://blog.m.livedoor.jp/noumin1978/c.cgi?id=50391199
)。
太田さんは地方は農林業、水産業、観光業などで活性化を図るべきとコラムに書いていたと思いますが、日本の農業は豪州などの大農業国家と自由貿易で渡り合えるものでしょうか?
この前のコラムにあった新日本様式なども通用しない、とても覆せない物量の差があると思うのですが…。
<太田>
健康志向や(和牛に象徴されるような)高級志向(
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080521-00000011-maiall-soci
。5月29日アクセス)を心がければ、日本の農水産業も十分国際競争力を持てますよ。
<読者>
コラム#2506を読みました。
話題から反れて申し訳ないですが、太田さんは難しい漢字表現をよく御存知ですね。私なんぞ足元にも及びません。意識して勉強されたのでしょうか?因みに漢字検定などは受けられていますか?
<太田>
例えば、コラム#2506に出てくる「宿痾」のことを言っておられるのでしょうか。
高校時代まで、随分小説類は読みましたが、特段漢字表現を「意識して勉強」したことも、「漢字検定など」を受けたこともありません。
日本語のことは置いておいて、英語について申し上げれば、英語力の過半は単語力だと思います。単語を並べ立てれば何とか会話相手に意思は通じる一方、キーとなる単語一つが分からないだけで、センテンス全体が、悪くすると段落全体が分からなくなってしまうからです。
<太田>
米女優のシャロン・ストーン(Sharon Stone)が、「私の良いお友達であるダライ・ラマに良くないことをしている(not nice)中共で開かれるオリンピックにどう関わるべきか、私は思案にくれていた。そこに今回の地震があってご存じのようなことになった。そこで私は考えたのだけれど、これは、良くないことをしていると悪いことが起こる、という業(karuma)だわ、と。」
当然のことながら、この映像がユーチューブで流れると、香港の映画人を含め、支那人のネチズン達はストーンをぶっ叩き始めました。
(以上、
http://film.guardian.co.uk/news/story/0,,2282466,00.html
(5月29日アクセス)による。)
ところで、四川省大震災に関連し、
http://www.asahi.com/international/update/0528/TKY200805280336.html、
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080529-OYT1T00147.htm
(どちらも5月29日アクセス)に基づき、昨夜のコラム#2575(未公開)を次のように訂正します。(コラム#2569も訂正が必要。)
「綿竹(Mianzhu)県福信(Fuxin)市の、庶民を対象とする福信第2小学校」→「徳陽(Deyang)市綿竹(Mianzhu)地区の、庶民を対象とする富新(Fuxin)第2小学校」、
「綿竹県の中心である徳陽(Deyang)市」→「綿竹地区の上部機関にあたる徳陽市」、
「綿竹県の共産党書記(ナンバーワン)のJiang Guohua(男性)が現れ」→「綿竹地区の共産党書記(ナンバーワン)の蒋国華(Jiang Guohua)(男性)が現れ」、
「都江堰(Dujiangyan)市のJuyuan中学校」→「都江堰(Dujiangyan)市の聚源(Juyuan)中学校」
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太田述正コラム#2577(2008.5.29)
<竹山道雄抄>
→非公開


