2010年09月03日
太田述正コラム#4231(2010.9.3)
<皆さんとディスカッション(続x943)>
<太田>(ツイッターより+追加)
米テンプル大学日本校のセンセに、小沢、「その動機と言ったら、すべて、純粋に利己的なものばかりだ」と言われちゃってるけど、当たってるよなあ。
小沢決起集会に集った権力亡者の白痴議員どもの顔、夢忘れまいぞ。
「・・・両陣営は決起集会をそれぞれ開い・・・<たが、小沢陣営の方に>出席した約130人のうち、約90人が小沢グループ。残りは、鳩山由紀夫前首相を支持するグループの一部と、赤松広隆前農相ら旧社会党グループの一部だった。小沢グループだけでもまとまれば約130人になるだけに、議員票で大差をつけたかった陣営幹部は「130」という数字に「厳しいな」とこぼした。
夕方、菅陣営の決起集会が同じ場所で開かれた。出席者は約110人。「3けたはいかない」との陣営予想を覆す盛況ぶりに首相が冒頭、感極まり声を詰まらせる場面も。・・・」
http://www.nikkei.com/news/special/side/article/g=96958A9C93819481E2E3E2E1938DE2E3E2EBE0E2E3E28297EAE2E2E0;q=9694E0E2E2EAE0E2E3E2E6E6EAE0;p=9694E0E2E2EAE0E2E3E2E6E6E5EB;o=9694E0E2E2EAE0E2E3E2E6E6E5EA
<δΕδΕ>(「たった一人の反乱」より)
何で小沢って人気あるんだろう?
<δδΕΕ>(同上)
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20100902/CK2010090202000114.html?ref=rank
↑↑
小沢塾出身者や小沢に選挙対策を習った人でも反小沢っているのね。
小沢意外に人望ないんだなww全員とりこんでるかと思った。
<太田>
ちょっと意外だけど、中共当局も小沢嫌いみたいね。↓
http://j.peopledaily.com.cn/94474/7127553.html
世界は、コロコロ変わる日本の首相に呆れ果ててるって感じだーね。↓
・・・A loss of confidence in leadership can be extremely debilitating. Countries need a sense of direction. Japan’s politicians are merely going round in circles.
http://www.ft.com/cms/s/0/1347ab18-b5ff-11df-a048-00144feabdc0.html
<マロン>
前回のリンク先は財政再建が先か景気刺激策が先かという論争に決着がでていないということに関連する記事です。
問題をすり替えようとしたわけではありません。
「(笑)」と書いたのは、専門家の論争する問題について、一般人の私がまるで新説をうちたてたかのようだったのがおかしかっただけです。
ご存知のようにこの問題については、太田さんがご紹介されたような、国債の国内消化ができなくなる日に備えて増税するべきという論だけではなく、国債発行を含む景気刺激策が先で増税はするべきではないという論もあります。
後者の主張としては、榊原英資早大教授(元財務官)氏の2009年9月9日に行われた記者会見の記事もありました。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-11421420090909
→リンク切れでは?(太田)
この記事の中で榊原氏は「現在の国債市場は、10─15兆円の国債発行を十分に吸収できる。金利が若干上がっても、(現在1.3%台の長期金利が)2%を上回ることはない」ということもおっしゃっています。
「これまで通り何年にもわたって消化し続けられる…金利が上がり始めてから増税を決めても遅くない」というのは、いろいろな論争を読んで、財政再建よりも景気刺激策の方が先という論に納得した私の意見です。
太田さんには素人の意見にもお返事くださったことに感謝しております。
おかげ様で自分の考えもはっきりし、大変勉強になりました。
これからもよろしくお願い申し上げます。
<川にゃ>
春の神戸のオフ会に遅れて参加させていただきました。
1、太田氏が予備校(または大学)で英語購読の授業をするのも、ありではないでしょうか。現代史・外交安全保障論を多めに入れれば、大学院受験生や社会人も興味を持てる内容になるかもしれません。
ジョン マクマリーを訳書で読みましたが、重要箇所を原書購読する授業なんて痺れます。・・・
失礼ながら、定期収入により経済的にもプラスになるのではないでしょうか。
2、故小田実は、予備校で英語(と反日思想)を教えていたようです。そこでは受験生の辻元清美などもいて、反日思想に目覚めたようです。
http://www.melma.com/backnumber_256_1361206/
http://www.mypress.jp/v2_writers/hirosan/story/?story_id=1243445
新右翼の鈴木邦男氏も予備校で国語を教えています。辻元のような「立派な」教え子ができたとは聞いていませんが。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E9%82%A6%E7%94%B7
<太田>
お名前を控えていないので、どの方だったか分かりませんが、オフ会への出席ありがとうございました。
私のディスカッションに登場する英文記事の切り抜きに読者の有志が仮訳をつけていただければ、必要に応じ私が「添削」し、しかも、貢献度に応じて名誉有料読者扱いにさせていただくことにしていますが、長続きしないようです。
いずれにせよ、私、英語講師を務めて収入を得る気にはなりませんねえ。
話変わりますが、一昨夜、映画『善き人のためのソナタ(The Lives of others=Das Leben der Anderen)』
http://www.youtube.com/watch?v=OgiLu7bqH1M
をDVDで鑑賞。
音楽が大して出てこなかったところは羊頭狗肉だが、魅せる映画だ。
<鯨馬>
『善き人のためのソナタ』は自分もみたことがあります。
原題は邦題と全然違<いますが、>大変面白かったです。
他に自分の気に入ってるドイツ映画:
『es[エス]』
有名なスタンフォード監獄実験を題材にした映画。これも原題と邦題が…
http://ja.wikipedia.org/wiki/Es_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
『ラン・ローラ・ラン』
マンガみたいで面白い。テンポがいい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%B3
『MON-ZEN [もんぜん]』
爽やかな気分になる。『ロストイントランスレーション』より断然こっちがいい。
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id239806/rid7/p1/s0/c1/
ドイツ映画は、違う映画でも出てくる役者さんは同じ人ばかりなのが面白いです。
<太田>
BERNIEさん、映画については、このところ、選考グループの意見を踏まえずに、自分で手を広げるようになっちゃいましたが、ご理解のほどを。
<BERNIE>
リクエスト作品に限らず、太田さんの食指が動いた作品を、太田さんのペースで評論して頂くのが、自然な流れだと思います。
<太田>
「夏休み」開けに映画館に行くとして、やっぱ見るのは『インセプション』かねえ。 そのほかにオススメは?
<BERNIE>
『インセプション』以外では、『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』『ソルト』くらいしか、めぼしいものが無いように思います。
個人的には、CGアニメですが『ヒックとドラゴン』が、観た人の評価が非常に高いようなので(日本ではいまいちヒットしてないみたいですが)、公開が終わる前に観に行きたいと思っています。
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tymv/id335605/
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
件の人物、欧州統合の象徴みたいなDNAの体現者なんだね。↓
「ドイツ連銀理事が移民差別発言、解任へ 共感の声も・・・」
http://www.asahi.com/international/update/0902/TKY201009020403.html
・・・The banker sticks by his views, though admitting this week the psychological pressure of criticism is hard to bear. He said he could not be thought racist, because of his mixed background with ancestors who had been model immigrants.
In an interview with a German newspaper, he said: "I am myself a European mongrel. On my father's side, the family is descended from Huguenots from Lyon. I have an English grandmother, somewhere or another an Italian great-great-grandmother; and you can see from my Slavic cheekbones that my mother comes from West Prussia ... My name is derived from the Arab pirates called Saracens in the Middle Ages. As a young man ... I looked more Turkish than many Turks."
http://www.guardian.co.uk/world/2010/sep/02/germany-central-bank-decide-sack-thilo-sarrazin
高橋是清の偉大さと悲劇を描く。さすがファイナンシャルタイムス。↓
・・・in December 1931, Takahashi returned to the job of finance minister. ・・・
A Keynsian by instinct Koreyiko reversed the tough, deflationary stance of his predecessor and fought recession with massive stimulus: he abandoned the gold standard, loosened credit conditions and raised public spending, financed with new debt.
In some ways, it worked. As the yen lost 40 per cent of its value, exports boomed. Then, as annual public spending rose above 50 per cent of GDP, or almost double the 1929 level, Japan’s economy stabilised, even as the US continued to ail.
But Takahashi encountered two problems.
First, the stimulus did not stop Japan from becoming marked by social fracture, political unrest and nationalism. On the contrary, tensions continued to rise, partly because the large conglomerates, or zaibatsu, were the biggest winners from stimulus.
Mitsui, for example, made millions of dollars from currency trading as Japan left the gold standard. That sparked resentment, not unlike what has happened in the US as Wall Street banks have made profits from quantitative easing.
Second, and unsurprisingly, the spending bonanza undermined confidence in Japan’s government debt and its currency, creating fragility.
So in 1936, Takahashi embarked on an exit strategy, cutting public spending and tightening monetary policy.
From a macroeconomic perspective, it made sense. But it cost Takahashi his life. ・・・
http://www.ft.com/cms/s/0/686b6978-b6ad-11df-b3dd-00144feabdc0.html
↑次著で、日本型経済体制に触れるとして、高橋財政に触れないのは片手オチだけど、どうすべえ?
それにしても、誰か仮訳してくんない?
ファイナンシャルタイムスがこれだけ岡田外相をとりあげるってことは、同紙は、菅の次の日本の首相に岡田がなると思っている?↓
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704206804575467383064828138.html?mod=WSJASIA_hpp_MIDDLETopNews
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704206804575467501556866766.html?mod=WSJASIA_hpp_MIDDLETopNews
(完)
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太田述正コラム#4232(2010.9.3)
<性差は自然なものかつくられたものか(その2)>
→非公開
⇒政治ブログランキング
<皆さんとディスカッション(続x943)>
<太田>(ツイッターより+追加)
米テンプル大学日本校のセンセに、小沢、「その動機と言ったら、すべて、純粋に利己的なものばかりだ」と言われちゃってるけど、当たってるよなあ。
小沢決起集会に集った権力亡者の白痴議員どもの顔、夢忘れまいぞ。
「・・・両陣営は決起集会をそれぞれ開い・・・<たが、小沢陣営の方に>出席した約130人のうち、約90人が小沢グループ。残りは、鳩山由紀夫前首相を支持するグループの一部と、赤松広隆前農相ら旧社会党グループの一部だった。小沢グループだけでもまとまれば約130人になるだけに、議員票で大差をつけたかった陣営幹部は「130」という数字に「厳しいな」とこぼした。
夕方、菅陣営の決起集会が同じ場所で開かれた。出席者は約110人。「3けたはいかない」との陣営予想を覆す盛況ぶりに首相が冒頭、感極まり声を詰まらせる場面も。・・・」
http://www.nikkei.com/news/special/side/article/g=96958A9C93819481E2E3E2E1938DE2E3E2EBE0E2E3E28297EAE2E2E0;q=9694E0E2E2EAE0E2E3E2E6E6EAE0;p=9694E0E2E2EAE0E2E3E2E6E6E5EB;o=9694E0E2E2EAE0E2E3E2E6E6E5EA
<δΕδΕ>(「たった一人の反乱」より)
何で小沢って人気あるんだろう?
<δδΕΕ>(同上)
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20100902/CK2010090202000114.html?ref=rank
↑↑
小沢塾出身者や小沢に選挙対策を習った人でも反小沢っているのね。
小沢意外に人望ないんだなww全員とりこんでるかと思った。
<太田>
ちょっと意外だけど、中共当局も小沢嫌いみたいね。↓
http://j.peopledaily.com.cn/94474/7127553.html
世界は、コロコロ変わる日本の首相に呆れ果ててるって感じだーね。↓
・・・A loss of confidence in leadership can be extremely debilitating. Countries need a sense of direction. Japan’s politicians are merely going round in circles.
http://www.ft.com/cms/s/0/1347ab18-b5ff-11df-a048-00144feabdc0.html
<マロン>
前回のリンク先は財政再建が先か景気刺激策が先かという論争に決着がでていないということに関連する記事です。
問題をすり替えようとしたわけではありません。
「(笑)」と書いたのは、専門家の論争する問題について、一般人の私がまるで新説をうちたてたかのようだったのがおかしかっただけです。
ご存知のようにこの問題については、太田さんがご紹介されたような、国債の国内消化ができなくなる日に備えて増税するべきという論だけではなく、国債発行を含む景気刺激策が先で増税はするべきではないという論もあります。
後者の主張としては、榊原英資早大教授(元財務官)氏の2009年9月9日に行われた記者会見の記事もありました。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-11421420090909
→リンク切れでは?(太田)
この記事の中で榊原氏は「現在の国債市場は、10─15兆円の国債発行を十分に吸収できる。金利が若干上がっても、(現在1.3%台の長期金利が)2%を上回ることはない」ということもおっしゃっています。
「これまで通り何年にもわたって消化し続けられる…金利が上がり始めてから増税を決めても遅くない」というのは、いろいろな論争を読んで、財政再建よりも景気刺激策の方が先という論に納得した私の意見です。
太田さんには素人の意見にもお返事くださったことに感謝しております。
おかげ様で自分の考えもはっきりし、大変勉強になりました。
これからもよろしくお願い申し上げます。
<川にゃ>
春の神戸のオフ会に遅れて参加させていただきました。
1、太田氏が予備校(または大学)で英語購読の授業をするのも、ありではないでしょうか。現代史・外交安全保障論を多めに入れれば、大学院受験生や社会人も興味を持てる内容になるかもしれません。
ジョン マクマリーを訳書で読みましたが、重要箇所を原書購読する授業なんて痺れます。・・・
失礼ながら、定期収入により経済的にもプラスになるのではないでしょうか。
2、故小田実は、予備校で英語(と反日思想)を教えていたようです。そこでは受験生の辻元清美などもいて、反日思想に目覚めたようです。
http://www.melma.com/backnumber_256_1361206/
http://www.mypress.jp/v2_writers/hirosan/story/?story_id=1243445
新右翼の鈴木邦男氏も予備校で国語を教えています。辻元のような「立派な」教え子ができたとは聞いていませんが。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E9%82%A6%E7%94%B7
<太田>
お名前を控えていないので、どの方だったか分かりませんが、オフ会への出席ありがとうございました。
私のディスカッションに登場する英文記事の切り抜きに読者の有志が仮訳をつけていただければ、必要に応じ私が「添削」し、しかも、貢献度に応じて名誉有料読者扱いにさせていただくことにしていますが、長続きしないようです。
いずれにせよ、私、英語講師を務めて収入を得る気にはなりませんねえ。
話変わりますが、一昨夜、映画『善き人のためのソナタ(The Lives of others=Das Leben der Anderen)』
http://www.youtube.com/watch?v=OgiLu7bqH1M
をDVDで鑑賞。
音楽が大して出てこなかったところは羊頭狗肉だが、魅せる映画だ。
<鯨馬>
『善き人のためのソナタ』は自分もみたことがあります。
原題は邦題と全然違<いますが、>大変面白かったです。
他に自分の気に入ってるドイツ映画:
『es[エス]』
有名なスタンフォード監獄実験を題材にした映画。これも原題と邦題が…
http://ja.wikipedia.org/wiki/Es_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
『ラン・ローラ・ラン』
マンガみたいで面白い。テンポがいい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%B3
『MON-ZEN [もんぜん]』
爽やかな気分になる。『ロストイントランスレーション』より断然こっちがいい。
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id239806/rid7/p1/s0/c1/
ドイツ映画は、違う映画でも出てくる役者さんは同じ人ばかりなのが面白いです。
<太田>
BERNIEさん、映画については、このところ、選考グループの意見を踏まえずに、自分で手を広げるようになっちゃいましたが、ご理解のほどを。
<BERNIE>
リクエスト作品に限らず、太田さんの食指が動いた作品を、太田さんのペースで評論して頂くのが、自然な流れだと思います。
<太田>
「夏休み」開けに映画館に行くとして、やっぱ見るのは『インセプション』かねえ。 そのほかにオススメは?
<BERNIE>
『インセプション』以外では、『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』『ソルト』くらいしか、めぼしいものが無いように思います。
個人的には、CGアニメですが『ヒックとドラゴン』が、観た人の評価が非常に高いようなので(日本ではいまいちヒットしてないみたいですが)、公開が終わる前に観に行きたいと思っています。
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tymv/id335605/
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
件の人物、欧州統合の象徴みたいなDNAの体現者なんだね。↓
「ドイツ連銀理事が移民差別発言、解任へ 共感の声も・・・」
http://www.asahi.com/international/update/0902/TKY201009020403.html
・・・The banker sticks by his views, though admitting this week the psychological pressure of criticism is hard to bear. He said he could not be thought racist, because of his mixed background with ancestors who had been model immigrants.
In an interview with a German newspaper, he said: "I am myself a European mongrel. On my father's side, the family is descended from Huguenots from Lyon. I have an English grandmother, somewhere or another an Italian great-great-grandmother; and you can see from my Slavic cheekbones that my mother comes from West Prussia ... My name is derived from the Arab pirates called Saracens in the Middle Ages. As a young man ... I looked more Turkish than many Turks."
http://www.guardian.co.uk/world/2010/sep/02/germany-central-bank-decide-sack-thilo-sarrazin
高橋是清の偉大さと悲劇を描く。さすがファイナンシャルタイムス。↓
・・・in December 1931, Takahashi returned to the job of finance minister. ・・・
A Keynsian by instinct Koreyiko reversed the tough, deflationary stance of his predecessor and fought recession with massive stimulus: he abandoned the gold standard, loosened credit conditions and raised public spending, financed with new debt.
In some ways, it worked. As the yen lost 40 per cent of its value, exports boomed. Then, as annual public spending rose above 50 per cent of GDP, or almost double the 1929 level, Japan’s economy stabilised, even as the US continued to ail.
But Takahashi encountered two problems.
First, the stimulus did not stop Japan from becoming marked by social fracture, political unrest and nationalism. On the contrary, tensions continued to rise, partly because the large conglomerates, or zaibatsu, were the biggest winners from stimulus.
Mitsui, for example, made millions of dollars from currency trading as Japan left the gold standard. That sparked resentment, not unlike what has happened in the US as Wall Street banks have made profits from quantitative easing.
Second, and unsurprisingly, the spending bonanza undermined confidence in Japan’s government debt and its currency, creating fragility.
So in 1936, Takahashi embarked on an exit strategy, cutting public spending and tightening monetary policy.
From a macroeconomic perspective, it made sense. But it cost Takahashi his life. ・・・
http://www.ft.com/cms/s/0/686b6978-b6ad-11df-b3dd-00144feabdc0.html
↑次著で、日本型経済体制に触れるとして、高橋財政に触れないのは片手オチだけど、どうすべえ?
それにしても、誰か仮訳してくんない?
ファイナンシャルタイムスがこれだけ岡田外相をとりあげるってことは、同紙は、菅の次の日本の首相に岡田がなると思っている?↓
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704206804575467383064828138.html?mod=WSJASIA_hpp_MIDDLETopNews
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704206804575467501556866766.html?mod=WSJASIA_hpp_MIDDLETopNews
(完)
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太田述正コラム#4232(2010.9.3)
<性差は自然なものかつくられたものか(その2)>
→非公開
太田述正コラム#4170(2010.8.3)
<『憲法と歴史学』を読んで(その2)>(2010.9.3公開)
私は、北畠親房(1293〜1354年)は、天皇直接統治(親政)は控えるべきであるとしつつ、天皇は、誰に統治させるかについて慎重を期さなければならず、人望があり善政を行い得る者、或いは人望があり現に善政を行っている者を選ぶべきである、と主張したと考えます。
つまり、彼は、君臨すれども統治しない、という近代君主制・・象徴君主制と言い換えても良い・・を世界的にも早く、既に14世紀の時点で唱えていた、ということになるわけですが、これは新しい説を唱えたというよりは、平安時代以降の天皇制の伝統に戻れと唱えた、と解したいところです。
さて、時代を下って、松平定信(1759〜1829年)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E5%B9%B3%E5%AE%9A%E4%BF%A1
については、私は、余りよい印象を持っていませんでしたし、『楽翁公遺書』という彼の著書の存在も知りませんでしたが、彼は、その中で
「天命不寧、天の命する所則民の帰する所也、民の帰する所は徳器の備る人なり…民の訴獄謳歌これに帰するを以て天の与ふるを明らかにす、夫れ一人一族一郷邑の善悪願欲或は私にあるも多けれど、億兆の人の皆善とする処は一箇の私心にあらざる故に、皆天下の公理也、天下の公理は則天の心なり、人君一箇の私にかかはらずして、公理を以て心とするにあらざれは、天命を治むとはいひ難し、(松平定信『楽翁公遺書』
http://kindai.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/898746 以下(太田)
上、八尾書店、1893年、9ページ)」(94頁)
と記しているのですね。
このくだりに小路田が注目したことには敬意を表したいと思います。
小路田は、下掲のようにこのくだりを「翻訳」しています。
「一人一人の人間の意思、「一族一郷一邑」の意思それ自体は、いたって私利私欲に満ちた、到底理性的とは言い難いものである。しかしその一人一人の人間や「一族一郷一邑」の意思が集まって作り出す「億兆」の意思は、常に正しく、「私心」なき「天下の公理」としかいいようのないものである。」(94頁)
で、私がそれに続く最後のセンテンスを「翻訳」すれば、
「治世者は私心ではなく、天下の公理、すなわち世論、を踏まえて治世を行わなければならない。」
といったところでしょうか。
ただ、そこに付いている小路田による解説は、やや筆がすべっている感が否めません。
「国民を単なる統治対象としてしか捉えなかった徂徠学的発想を克服し、世論をもって国家統治の最高規範にまで押し上げた松平定信の寛政改革こそ、まさにこの国における近代民主主義形成の起点に位置する政治改革だった。」(95頁)
なぜならば、第一に、小路田が荻生徂徠(1666〜1728年)をまるで全面否定しているかのように読めてしまうからです。
私は、確かに、『政談』(下出)の中で荻生徂徠は貨幣経済嫌いの保守反動的な主張をしていた
http://blogs.yahoo.co.jp/takaji8/36163194.html
けれど、他方で、彼の功績、
「朱子学に立脚した古典解釈を批判し、古代中国の古典を読み解く方法論としての古文辞学(蘐園学派)を確立した。また、・・・徳川吉宗・・・に提出した政治改革論『政談』には、徂徠の政治思想が具体的に示<した>。これは、日本思想史の流れのなかで政治と宗教道徳の分離を推し進める画期的な著作でもあり、こののち経世思想(経世論)が本格的に生まれてくる。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%BB%E7%94%9F%E5%BE%82%E5%BE%A0
については、それなりに評価してしかるべきであると思うのです。
そして第二に、小路田は寛政の改革を高く評価しているけれど、私は、それはおかしいと思うからです。というのも、同改革は、
「<寛政>の改革<で>は・・・人足寄場の設置など新規の政策も多く試みられた<ものの、>・・・田沼が推進した重商主義(商業重視)政策を否定しており、保守勢力のクーデター的性格を持ち、蘭学の否定や身分制度の徹底も並行して行われた。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%9B%E6%94%BF%E3%81%AE%E6%94%B9%E9%9D%A9
という、上出の荻生徂徠の保守反動的な主張を実現に移したような代物であった上、
「極端な倹約・思想統制令は、庶民や大奥から嫌われ」(同上)
るという、反世論的、反民主主義的なものであったからです。
皮肉な見方をすれば、先ほど紹介した、定信の引退後の民主主義的言辞は、自分の行った政策への反省の弁だったのかもしれません。
いずれにせよ、重要なことは、松平定信のような、将軍の孫で老中首座・将軍輔佐まで務めた人物が、北畠親房言うところの天皇に代わって治世を行う者が、「人望」集め、「善政」を行うためには、世論を踏まえた治世を行う必要がある、と唱えたことです。
これは、北畠の政治思想を更に一歩進めたものであり、江戸時代に、武士の世界以外には民主主義が普及していた(コラム#1607)ことに加えて定信が晩年唱えたこのような政治思想が、恐らくは武士等の間で広く普及するに至っていたであろうからこそ、明治維新にあたって、民主主義を唱えた五箇条のご誓文(コラム#1608、2973、2983、2998、3001、3666、3742、3903)がごく自然に制定されるところとなり、これが大正デモクラシーへ道を開いた、と解することができそうです。
(続く)
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<『憲法と歴史学』を読んで(その2)>(2010.9.3公開)
私は、北畠親房(1293〜1354年)は、天皇直接統治(親政)は控えるべきであるとしつつ、天皇は、誰に統治させるかについて慎重を期さなければならず、人望があり善政を行い得る者、或いは人望があり現に善政を行っている者を選ぶべきである、と主張したと考えます。
つまり、彼は、君臨すれども統治しない、という近代君主制・・象徴君主制と言い換えても良い・・を世界的にも早く、既に14世紀の時点で唱えていた、ということになるわけですが、これは新しい説を唱えたというよりは、平安時代以降の天皇制の伝統に戻れと唱えた、と解したいところです。
さて、時代を下って、松平定信(1759〜1829年)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E5%B9%B3%E5%AE%9A%E4%BF%A1
については、私は、余りよい印象を持っていませんでしたし、『楽翁公遺書』という彼の著書の存在も知りませんでしたが、彼は、その中で
「天命不寧、天の命する所則民の帰する所也、民の帰する所は徳器の備る人なり…民の訴獄謳歌これに帰するを以て天の与ふるを明らかにす、夫れ一人一族一郷邑の善悪願欲或は私にあるも多けれど、億兆の人の皆善とする処は一箇の私心にあらざる故に、皆天下の公理也、天下の公理は則天の心なり、人君一箇の私にかかはらずして、公理を以て心とするにあらざれは、天命を治むとはいひ難し、(松平定信『楽翁公遺書』
http://kindai.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/898746 以下(太田)
上、八尾書店、1893年、9ページ)」(94頁)
と記しているのですね。
このくだりに小路田が注目したことには敬意を表したいと思います。
小路田は、下掲のようにこのくだりを「翻訳」しています。
「一人一人の人間の意思、「一族一郷一邑」の意思それ自体は、いたって私利私欲に満ちた、到底理性的とは言い難いものである。しかしその一人一人の人間や「一族一郷一邑」の意思が集まって作り出す「億兆」の意思は、常に正しく、「私心」なき「天下の公理」としかいいようのないものである。」(94頁)
で、私がそれに続く最後のセンテンスを「翻訳」すれば、
「治世者は私心ではなく、天下の公理、すなわち世論、を踏まえて治世を行わなければならない。」
といったところでしょうか。
ただ、そこに付いている小路田による解説は、やや筆がすべっている感が否めません。
「国民を単なる統治対象としてしか捉えなかった徂徠学的発想を克服し、世論をもって国家統治の最高規範にまで押し上げた松平定信の寛政改革こそ、まさにこの国における近代民主主義形成の起点に位置する政治改革だった。」(95頁)
なぜならば、第一に、小路田が荻生徂徠(1666〜1728年)をまるで全面否定しているかのように読めてしまうからです。
私は、確かに、『政談』(下出)の中で荻生徂徠は貨幣経済嫌いの保守反動的な主張をしていた
http://blogs.yahoo.co.jp/takaji8/36163194.html
けれど、他方で、彼の功績、
「朱子学に立脚した古典解釈を批判し、古代中国の古典を読み解く方法論としての古文辞学(蘐園学派)を確立した。また、・・・徳川吉宗・・・に提出した政治改革論『政談』には、徂徠の政治思想が具体的に示<した>。これは、日本思想史の流れのなかで政治と宗教道徳の分離を推し進める画期的な著作でもあり、こののち経世思想(経世論)が本格的に生まれてくる。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%BB%E7%94%9F%E5%BE%82%E5%BE%A0
については、それなりに評価してしかるべきであると思うのです。
そして第二に、小路田は寛政の改革を高く評価しているけれど、私は、それはおかしいと思うからです。というのも、同改革は、
「<寛政>の改革<で>は・・・人足寄場の設置など新規の政策も多く試みられた<ものの、>・・・田沼が推進した重商主義(商業重視)政策を否定しており、保守勢力のクーデター的性格を持ち、蘭学の否定や身分制度の徹底も並行して行われた。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%9B%E6%94%BF%E3%81%AE%E6%94%B9%E9%9D%A9
という、上出の荻生徂徠の保守反動的な主張を実現に移したような代物であった上、
「極端な倹約・思想統制令は、庶民や大奥から嫌われ」(同上)
るという、反世論的、反民主主義的なものであったからです。
皮肉な見方をすれば、先ほど紹介した、定信の引退後の民主主義的言辞は、自分の行った政策への反省の弁だったのかもしれません。
いずれにせよ、重要なことは、松平定信のような、将軍の孫で老中首座・将軍輔佐まで務めた人物が、北畠親房言うところの天皇に代わって治世を行う者が、「人望」集め、「善政」を行うためには、世論を踏まえた治世を行う必要がある、と唱えたことです。
これは、北畠の政治思想を更に一歩進めたものであり、江戸時代に、武士の世界以外には民主主義が普及していた(コラム#1607)ことに加えて定信が晩年唱えたこのような政治思想が、恐らくは武士等の間で広く普及するに至っていたであろうからこそ、明治維新にあたって、民主主義を唱えた五箇条のご誓文(コラム#1608、2973、2983、2998、3001、3666、3742、3903)がごく自然に制定されるところとなり、これが大正デモクラシーへ道を開いた、と解することができそうです。
(続く)
